本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「ニュース自動収集ツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。
ニュース自動収集ツールの概要
本ツールは、指定したキーワードに関連するニュースを自動で収集できるツールです。
- 指定キーワードに関連する最新ニュースをGoogleニュースのRSSから自動収集
- 収集したニュースはGoogleスプレッドシート上に記録
- 複数のキーワードを指定可能
- 日本語以外の言語を指定可能
- 任意のメールアドレスへ収集した最新ニュースの通知
- 自動収集する時間帯の指定
仕事やプライベート、趣味などに関する情報をWEB上で探す機会があるかと思います。
しかし、現在はWEB上に情報があふれているため、本当に必要な情報にたどり着くまでに時間がかかってしまいます。
そのようなシーンで本ツールを利用すれば、あらかじめ見たい情報が集約されているので、効率よく情報を閲覧できるようになります。
情報を収集したい「キーワード」は複数指定が可能で、指定キーワードに関連する最新の情報を本ツールがGoogleニュースのRSSから収集します。
日本語以外に英語や中国語など合計7種類の言語指定ができるので、海外の情報源から情報を収集することも可能です。
また、自動収集する時間帯の指定、自動収集のメール通知といった機能もあり、必要なタイミングで最新の情報をスムーズに閲覧できます。
なお、本ツールはGoogle Apps Script(GAS)のプログラムを利用してることから、パソコンへのインストールは不要です。
Googleスプレッドシートが使えるパソコンがあればご利用いただけます。
毎日の情報収集が欠かせない方、今よりも手間をかけずに多くの必要な情報を手に入れたい方に、オススメのツールです。
ニュース自動収集ツールの4つの特徴
指定した「キーワード」に関連する最新ニュースを自動で収集!
- 本ツールは、GoogleニュースRSSの情報から、指定したキーワードに関する最新ニュースを自動で収集することができるツールです。
- 「キーワード」は複数設定することが可能です。
- 日本語だけではなく、英語圏など収集先の「言語」もキーワードごとに設定することが可能です。
- 最新ニュースを自動収集する時間帯もご自身で指定できます。
自動で収集した最新ニュースはGoogleスプレッドシートに記録!
- 本ツールで自動で収集した最新ニュースはGoogleスプレッドシートに記録することができます。
- そのため、関数などを利用して加工や編集などが可能です。
- 例えば、日本語以外のニュースの情報については、スプレッドシートの関数を使えば、簡単に簡易翻訳することができます。
自動収集した最新ニュースを毎日メールで受け取ることも可能!
- 通知先のメールアドレスを設定すれば、本ツールで自動収集した最新ニュースを毎日メールで受け取ることも可能です。
- 様々なニュースサイトなどにアクセスする必要がなくなり、最新ニュースを一元管理できるので、効率的な情報収集を実現できます。
入力とクリックのみのシンプルな操作!初心者でも簡単に利用可能!
- 本ツールのご利用は、基本的に入力とクリックのみで操作・設定可能です。
- そのため、Excelやスプレッドシートなどの表計算ソフトの使用経験がある方であれば、簡単にご利用いただくことができます。
ニュース自動収集ツールはこんな方にオススメ!
- 日々の情報収集を効率化したい方
- ChatGPTなどのAI関連の最新情報を言語問わず効率よくキャッチアップしたい方
- ご自身の趣味の領域や学習したい領域の最新情報を毎日チェックしたい方
ニュース自動収集ツールのご利用マニュアル
STEP1:ご購入された本ツール(Googleスプレッドシート形式)をコピー
本ツールはGAS(Google Apps Script)の自動化スクリプトが実装された「Googleスプレッドシート形式」のツールです。ご購入当初のツールは、安全のため「閲覧権限のみ」に制限されています。
本ツールに実装された自動化スクリプトを利用するためには、ご購入当初の「閲覧権限のみ」のツールを「コピー」する必要があります。
本ツール(スプレッドシート)のツールバーにある「ファイル」→「コピーを作成」をクリックして、ツール自体をコピーしてご利用を開始してください。
コピーしたツールにはプログラムも一緒にコピーされますので、コードを編集する必要はございません。
STEP2:自動収集したいニュースにキーワードと言語をリストアップ
次に自動収集したいニュースの関連キーワードと情報源の言語設定をリストアップしていきましょう。
本ツールの「指定KWリスト」シートに下記2点の情報をリストアップしていきます。
指定KWリストにリストアップする項目
- 指定キーワード
- 必須項目です。
- 指定キーワードが入力されている場合、入力されたキーワードに関する最新ニュースが自動収集されます。
- 言語指定
- 任意項目です。
- 情報源の言語を下記の選択肢から指定することができます。
- 日本語
- アメリカ英語
- イギリス英語
- 中国語
- スペイン語
- ドイツ語
- アラビア語
- 指定されていない場合や有効な言語を選択されていない場合、「日本語」がデフォルトなります。
仕様補足
- 指定KWリストにリストアップ可能なキーワードの数に上限はありません。
- ただし、本ツールの処理時間の上限は約6分間となりますので、処理時間の上限内で処理を完了できるよう、キーワードの数を調整してください。
- 「指定キーワード」欄にキーワードが入力されていない場合、その行はスキップされます。
STEP3:設定シートにて、「メール送信設定」と「定期収集設定」を設定
本ツールでは、自動収集した最新ニュースを指定されたメールアドレスに送信する「メール送信」機能と、毎日の自動ニュース収集の時間帯を指定できる「定期収集設定」機能が搭載されています。
これらの機能の設定は「設定シート」にて設定することが可能です。
メール送信設定について
- 本ツールでは、自動収集した最新ニュースをご指定のメールアドレスに送信することが可能です。
- メールにて自動収集した最新ニュースを受け取りたい場合、「設定シート」の「メール送信設定」欄にメールアドレスを入力してください。
- メールを受け取らない場合は、空欄にしてください。
定期収集設定について
- 本ツールは日次で最新ニュースを自動収集することができます。
- 毎日の自動収集する時間帯を「設定シート」の「定期収集設定」欄から設定することが可能です。
- 「0時」〜「23時」といった時間帯だけが選べるようになっております。分数まで細かく設定できませんので、ご注意ください。
- 有効な時間帯が入力されていない場合、デフォルトの時間帯は「8時」となります。
STEP4:「メニュー」より「手動ニュース収集」を実行し、動作テスト
次に実際にリストアップしたキーワードに関する最新ニュースを一括取得するテストを手動で実施してみましょう。
本ツール独自でご用意している「メニュー」より「手動ニュース収集」をクリックして実行します。
初めて本ツール独自の自動化メニューを実行する際には、初回認証プロセスが必要となります。初回認証プロセスの進め方は下記の記事に記載しておりますので、そちらをご参照ください。
「手動ニュース収集」メニューを実行すると、指定KWリストにリストアップされたキーワードに関する最新ニュースを上から順に収集する処理が開始されます。
処理が完了次第、「ニュース一覧」シートに下記の8種類の情報が出力されていきます。
- データ取得日
- データが取得された日時が出力されます。
- 指定キーワード
- 指定KWリストにリストアップされたキーワードです。
- 言語設定
- 指定KWリストにて指定された情報源の言語設定です。
- タイトル
- ニュースのタイトル情報です。
- 記事公開日時(日本時間)
- ニュース記事の公開日時(日本時間)です。
- リンクURL
- ニュース記事のURLです。
- ソース名
- ニュースのソースとなったサイト名・メディア名です。
- ソースURL
- ニュースのソースとなったサイト・メディアのURLです。
※既に収集済みのニュースはリンクURLを「キー」に、重複して収集しないように調整しております。
「設定シート」にて「メール送信設定」がされている場合、自動収集処理後、収集した最新ニュース情報が指定されたメールアドレスあてに送付されます。
STEP5:「メニュー」より「定期収集設定」を実行
最後に最新ニュースデータの収集を自動化する設定をします。
本ツール独自の「メニュー」より「定期収集設定」を実行してください。
「定期収集設定」メニューが実行されると、以降毎日1回、「設定シート」にて指定した時間帯で最新ニュースの自動収集処理が走るようになります。
参考:「定期収集停止」機能もご用意しております
定期収集を設定後、定期収集をストップしたい場合に利用できる「定期収集停止」メニューもご用意しております。必要に応じてご利用ください。
ニュース自動収集ツール:ご利用上の注意点
- 本ツールの利用には、Googleアカウントの利用権限が必要になります。
- 本ツールはGoogleニュースのRSSを使用して情報を取得をしております。場合によっては、一時的に情報の取得ができない場合や、情報の取得が失敗するケースもございます。予めご了承ください。
- 本ツールの利用で発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。
- 本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。処理時間を超える場合には、データの取得・出力が完了できないケースもございますので、予めご了承ください。
- ツールおよびプログラムの著作はGASラボにあります。無断での転載・再販・配布・共有やソースコードのコピーは固く禁止しております。
- 本ツールは初回利用時に「認証・許可プロセス」が発生します。認証・許可を下記の記事を参考に進めて下さい。
- 本ツールは情報源となるGoogleニュースのRSSの仕様変更に伴い、ツール自体の仕様が変更になる可能性やアップデートされる可能性、情報が取得できなくなる可能性がございます。予めご了承ください。
ニュース自動収集ツールに関するQ&A
ニュース自動収集ツールはどこで入手できますか?
2023年4月現在、ニュース自動収集ツールは下記のプラットフォームにて公開しております。
- note