本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「Twitter自動リツイートツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。
- 1 Twitter自動リツイートツールの概要
- 2 Twitter自動リツイートツールのご利用マニュアル
- 2.1 Twitter自動リツイートツールのご利用の流れ全体像
- 2.2 STEP1:提供された本ツール(Googleスプレッドシート形式)をコピー
- 2.3 STEP2:TwitterAPIの情報を取得し、「設定」シートに貼り付け
- 2.4 STEP3:メニューから「アカウント認証」を実行し、認証手続きを進める
- 2.5 STEP4:「設定」シートにてツイートを取得したいユーザー名を入力
- 2.6 STEP5:「メニュー」より「ツイート一覧更新」をクリック
- 2.7 STEP6:ツイート一覧シートにて、自動RT設定を入力
- 2.8 STEP7:リツイート機能のテスト
- 2.9 STEP8:メニューより「定期実行を開始」をクリック
- 3 Twitter自動リツイートツール:ご利用上の注意点
- 4 Twitter自動リツイートツールに関するQ&A
- 5 GASラボのTwitter自動化ツールのご紹介
Twitter自動リツイートツールの概要
本ツールはTwitterの標準機能に搭載されていない「自動リツイート機能」を実現することができるツールです。
1日最大3回までのリツイートを自動化することができ、リツイートのタイミングは予め時間帯を設定することで指定することができます。
ご自身のアカウントだけではなく、自分以外の特定の公開アカウント(他人アカウント)のツイートも自動リツイートも可能です。
自動リツイート停止日設定機能も実装しておりますので、予め設定した自動リツイート停止日まで自動リツイートを繰り返すことができます。
本ツールはGoogleスプレッドシート形式のツールです。そのため、スプレッドシートやExcelなどの表計算ソフトを少しでもご利用された経験がある方であれば、簡単に操作が可能です。
リツイートするタスクを自動化されたい方、Twitterの運用業務を効率化したい方にオススメのツールです。
Twitter自動リツイートツールの3つの特徴
1日最大3回まで事前設定した時間帯に自動リツイート可能
- 特定のツイートに対して自動リツイートを実施することができます。
- 事前に設定した自動リツイートの時間帯に合わせて1日最大3回まで自動リツイートが実施されます。
- 「自動リツイートを停止する年月日」も指定すれば、その日まで自動リツイートを繰り返すことができます。
- すでにリツイートしたものを再度リツイートする場合には、一度リツイートを取り消し、再度リツイートする仕様となっています。
自分だけではなく、他人のツイートも自動RTを実施可能
- 本ツールでは予め自動リツイートする対象となるツイート候補をリストアップします。
- ツイート候補のリストアップはご自身のアカウントだけではなく、他人のツイートもリストアップ可能です。
- リストアップしたツイート中から、自動リツイートするツイートを指定します。
画像付き設定マニュアルがあるので、初心者でも安心!
- 本ツールはTwitterAPIを利用して情報を取得・操作しております。
- TwitterAPIの設定方法については、画像付きの設定マニュアルがありますので、そちらをご参照いただきながら進めていただければ、スムーズにセッティングを進めることができます。
Twitter自動リツイートツールはこんな方にオススメ!
- リツイートするタスクを自動化されたい方
- Twitterの運用業務を効率化したい方
- 特定のツイートの露出機会を増やしたい方
【2023年4月更新】本ツールのご利用について
- 2023年3月30日に公式アナウンスされたTwitter API有料化に伴い、下記2点変更となっております。
- Twitter API有料化に伴い、本ツールはTwitter API有料プラン加入者向けのツールとなります。Twitter API有料プランの利用開始方法は下記のページをご覧ください。
- Twitter API有料化およびAPIの仕様変更に伴い、ツールの仕様も変更となっております。詳細は本記事マニュアルをご確認ください。
Twitter自動リツイートツールのご利用マニュアル
Twitter自動リツイートツールのご利用の流れ全体像
Twitter自動リツイートツールのご利用の流れの全体像は下記の4つを順に進めていく形になります。
- Twitter APIの利用設定
- 指定したTwitterユーザーのツイートを自動リストアップ
- 自動リツイートしたい特定のツイートに自動リツイート設定
- 自動リツイート設定をONにする
細かな設定、利用方法についてはSTEPに分けて紹介していきます。
STEP1:提供された本ツール(Googleスプレッドシート形式)をコピー
本ツールは自動化プログラムが組み込まれた「Googleスプレッドシート形式」のツールとして提供されます。配布当初は閲覧権限のみに制限しています。
自動化プログラムをご利用いただくために、スプレッドシートのツールバーにあります「ファイル」→「コピーを作成」をクリックしてツール自体をコピーします。
コピーファイルにはプログラムも一緒にコピーされますので、コードを編集する必要性は全くありませんので、ご安心ください。
STEP2:TwitterAPIの情報を取得し、「設定」シートに貼り付け
本ツールではTwitterAPIを利用してツイートの取得・自動リツイートを操作しているため、TwitterAPIの利用に必要な情報(API KeyおよびAPI Key Secret)が必要となります。
※参考:TwitterAPIの利用に必要な情報の取得方法については下記の記事で詳しく解説しております。こちらをご参照の上、API KeyおよびAPI Key Secretを取得してください。
取得したAPI KeyおよびAPI Key Secretを、本ツールの「設定シート」の「API Key」および「API Key Secret」の欄に貼り付けます。
STEP3:メニューから「アカウント認証」を実行し、認証手続きを進める
次にTwitterAPIの利用に必要なアカウント認証の手続きを進めます。
ツールバーに用意されている本ツール独自の「メニュー」より「アカウント認証」をクリックします。
その後、アカウント認証用のウインドウが表示されますので、「アカウント認証ページ」のテキストリンクをクリックします。
Twitterの認証画面が表示されますので、「連携アプリを認証」をクリックします。
「認証が許可されました」という表示が出ればTwitterの認証手続きは完了です。これでTwitterAPIを利用する準備が整いました。
※補足:「アカウント認証をクリア」機能もご用意しております。
利用するアカウントを変更するシーンなど、アカウント認証をクリアしたいときにご利用できる「アカウント認証をクリア」メニューもご用意しております。必要に応じてご利用ください。
STEP4:「設定」シートにてツイートを取得したいユーザー名を入力
次に、自動リツイートの候補となるツイートを自動でリストアップするために、Twitterのユーザー名を指定します。
本ツールの「設定シート」に「ツイート取得対象アカウント」欄にツイートをリストアップしたい「Twitterユーザー名」を入力します。
※ユーザー名はTwitterアカウントの「@」から始まる英数字の文字列です。

STEP5:「メニュー」より「ツイート一覧更新」をクリック
次に、STEP4で指定した「ユーザー名」のTwitterアカウントのツイートを自動でリストアップします。
ツールバーに用意された本ツール独自の「メニュー」より「ツイート一覧更新」をクリックします。
本ツールに組み込まれた自動処理が実行され、本ツールの「ツイート一覧」シートの情報が更新されます。(自動リストアップしたツイート情報が出力されます。)

※補足:ツイート一覧更新の仕様について
- ツイート一覧更新で取得されるツイートは直近500件までとなります。
- 取得した直近500件のツイートのうち、すでにツイート一覧シートにリストアップされているツイートである場合、情報が更新され、新たなツイートである場合は、ツイート一覧シートの最下部に追加されていきます。
- 取得したツイートの数だけ、Basicプランの10,000件のツイート取得枠を消費します。
参考:ツイート一覧シートに出力される情報
- ユーザーID
- ユーザー名
- ツイート日時
- ツイートID
- ツイート(テキスト)
- ツイートURL
- インプレッション数
- いいね数
- リツイート数
- リプライ数
- 引用数
- データ取得日時
STEP6:ツイート一覧シートにて、自動RT設定を入力
次に、 STEP5でリストアップしたツイートの中から、任意のツイートに自動リツイート設定をします。
ツイート一覧シートのうち、L列の「RT1回目時間帯」以降の列情報を入力します。
設定項目は下記にまとめておりますので、ご覧ください。
ツイート一覧シートで入力する「自動リツイート設定」の項目
- RT1回目時間帯
- 自動リツイートが実施される1回目の時間帯をプルダウンで指定します。
- RT2回目時間帯
- 自動リツイートが実施される2回目の時間帯をプルダウンで指定します。
- RT3回目時間帯
- 自動リツイートが実施される3回目の時間帯をプルダウンで指定します。
- 自動RT停止年月日
- 自動リツイートを停止する日付を指定することができます。
- 自動RT停止年月日が指定されておらず、3つのRT時間帯のうち、いずれかが指定されている場合、毎日自動リツイートが実行されます。
※「最新RT日時(P列)」については、自動リツイートが実行されたら、自動で出力されますので、入力しないようにしてください。
自動リツイートに関する仕様補足
- すでにリツイートが実行されている投稿の場合(「最新RT日時」に何かしらの文字列が入力されている場合)、一度リツイートを取り消したのち、再度リツイートされる仕様となっております。
- TwitterのAPIの制限があるため、自動リツイートは同じ時間帯で最大5件まで実施することができます。5件を超えるリツイートは無視されますので、ご注意ください。(時間帯を分散されることをお勧めします。)
- 1つのツイートに対して、3つの自動リツイート時間帯のうち同じ時間帯が設定された場合は、同時間帯に1回だけリツイートが実行されます。
STEP7:リツイート機能のテスト
ここまで設定ができましたら、手動でリツイート機能をテストしてみましょう。
ツイート一覧シートにて、任意のツイートを選び、3つのRT時間帯のうち1つだけを現在の時間帯にテスト用として設定します。
(例:現在時刻が「15:38」の場合、時間帯を「15時」に設定)
その後、本ツール独自の「メニュー」より「手動テスト実行」をクリックしてください。
問題なくリツイートが実行され、ツイート一覧シートの「最新RT日時(P列)」に情報が出力されていれば、成功です。(必要に応じてRT時間帯を修正してください)
STEP8:メニューより「定期実行を開始」をクリック
最後にリツイートの自動化の設定をします。
ツールバーに用意された独自の「メニュー」より「定期実行を開始」をクリックします。
「定期実行を開始」を実行すると、1時間ごとに定期実行が走るようになり、自動リツイート処理が実施されていきます。
参考:「定期実行を停止」機能もご用意しております
定期実行を設定後、定期実行をストップしたい場合に利用できる「定期実行を停止」メニューもご用意しております。必要に応じてご利用ください。
Twitter自動リツイートツール:ご利用上の注意点
本ツールの利用には、Googleアカウント、Twitterアカウントが必要になります。
本ツールはTwitterAPIを使用して情報を取得しております。場合によっては、一時的に情報が取得できない場合や、情報の取得が失敗するケースもございます。予めご了承ください。
本ツールはTwitter APIの有料プラン(Basicプラン)ご利用者向けのツールです。Freeプランのご利用者様はご利用いただけませんので、予めご了承ください。
APIの制限ルールにより一部、一時情報が取得できない可能性もございます。うまく実行できない場合には、時間をおいて実行するなどをお試しください。
- Twitter APIの有料プラン(Basicプラン)には、取得できるツイートの上限数があります。場合によっては、上限に至り、データの取得が失敗するケースもございます。予めご了承ください。
本ツールを利用しての自動ツイート取得および自動リツイートは、アカウントの凍結リスクもゼロではありません。リスクをご承知の上、ご利用ください。(特に同じ時間帯に大量のリツイートを行わないことや自動ツイート取得を行わないことを推奨します)
ご自身がフォローしていない鍵アカウントのツイート取得には対応しておりません。
本ツールの利用で発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。
ツールおよびプログラムの著作はGASラボにあります。無断での転載・再販・配布・共有やソースコードのコピーは固く禁止しております。
本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。あらかじめご了承ください。
本ツールは初回利用時に「認証・許可プロセス」が発生します。認証・許可を下記の記事を参考に進めて下さい。
本ツールはTwitterAPIの仕様変更に伴い、ツール自体の仕様が変更になる可能性やアップデートされる可能性、データの取得やAPIを使った操作ができなくなる可能性がございます。予めご了承ください。
Twitter自動リツイートツールに関するQ&A
Twitter自動リツイートツールはどこで入手できますか?
2023年4月現在、Twitter自動リツイートツールは下記のプラットフォームにて公開しております。
Twitter自動リツイートツールの使い方に関する問い合わせ方法は?
ツールを利用中エラーが発生しました。エラーの解消方法はどこに記載されていますか?
本ツールで発生するエラーのほとんどのケースがTwitter APIに関連するエラーと予想されます。
下記の記事のQ&Aセクションでは、発生したエラー別の解消方法を詳しく記載しておりますので、まずはこちらをご参照ください。
本記事では、Twitter API有料化公式アナウンス後である2023年4月現在のTwitterAPIの利用に必要なAPI KeyおよびAPI Key Secret(OAuth1.0a利用の場合)の取得・確認方法およびClient IDおよ[…]
GASラボのTwitter自動化ツールのご紹介
GASラボでは主にGoogle Apps Script(GAS)を用いて自動化ツールを企画・開発しております。これまで開発したツールは2023年4月現在、100種類以上を超え、今後も随時新規で開発、公開する予定です。
これまでGASラボではTwitterの自動化を実現するツールを複数開発しておりますので、主なツールを紹介します。
GASラボの開発した主なTwitter自動化ツール
GASラボでは本記事で紹介した「Twitter自動リツイートツール」以外にも、Twitterを自動化できるツールを複数ご用意しております。是非ご覧ください。
本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「ツイート一括取得・保存ツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。ツイート一括取得・保存ツールの概要 本ツ[…]
本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「Twitterツリー形式ツイート予約投稿ツール(自動RT機能付き)」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。Twitterツリー形式ツイート[…]
本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「Twitterアナリティクス自動取得ツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。Twitterアナリティクス自動取得ツールの概要[…]
本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「Twitter相互フォロー・片想いチェックツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。Twitter相互フォロー・片想いチェックツールの[…]