CSV文字コード一括変換ツール

CSV文字コード一括変換ツールご利用マニュアル

  • 2023年3月22日
  • 2023年4月19日
  • GASラボ

本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「CSV文字コード一括変換ツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。

CSV文字コード一括変換ツールの概要

CSV文字コード一括変換ツール

本ツールは、複数のCSVファイルの文字コードを一括で変換できるツールです。

  • Googleドライブ内の任意のCSVファイルの文字コードを変換
    • 複数のCSVファイルの変換が可能
    • 文字コードは「UTF-8」、「Shift-JIS」の2種類から選択可能
    • 元ファイルを複製して変換するので元ファイルは無加工のまま残存

CSVファイルを扱っていると、時折文字化けを起こすシーンがあります。

これは文字コードの違いによるケースが多く、WindowsとMacの間でのCSVファイルのやり取りなどでよく発生します。

文字化けしてしまった場合、CSVファイルの文字コードを変更すれば文字化けを解消してファイルを開くことが可能です。

しかし複数のCSVファイルの文字コードを手作業で確認・変換するのは非効率です。

そのようなシーンで本ツールを使えば、複数のCSVファイルの文字コードを一括で変換できます。

文字コードは「UTF-8」「Shift-JIS」の2種類から選択可能です。

なお、本ツールで文字コードを変換する際は、元のCSVファイルを加工するのではなく、元のファイルを複製したうえで変換を実行します。

そのため、元のファイルが無くなってしまう、復元できなくなってしまうといった心配はありません。

また、本ツールはGoogleスプレッドシート形式のツールとなっており、パソコンへのインストールは不要です。

OS(WindowsやMac)にも関係なく、簡単な操作でご利用いただけます。

CSVファイルを頻繁に扱う方なら、文字化けが発生するシーンも少なくないと思いますので、ぜひ本ツールをご利用ください。

 

 

CSV文字コード一括変換ツールの3つの特徴

  1. 複数のCSVファイルの文字コードを一括変換

    • 本ツールは指定した複数のCSVファイルの文字コードを一括変換することができるツールです。
    • 変換指定できる文字コードは「UTF-8」、「Shift-JIS」の2種類です。
    • 元ファイルを残したまま、複製して文字コード変換されたファイルが生成します。
    • 保存先のGoogleドライブのフォルダも指定可能です。
  2. 本ツールは「Googleスプレッドシート形式」だからインストール不要!

    • 本ツールはGoogle Apps Script(GAS)の自動化プログラムが実装された「Googleスプレッドシート形式」のツールです。
    • インストールをする必要がなく、お持ちのPCのOS(Mac、Windowsなど)に関係なくご利用いただけます。
    • また、ネット環境が利用できる状態であれば、いつでもご利用いただけます。
  3. 入力とクリックのみのシンプルな操作!初心者でも簡単に利用可能!

    • 本ツールのご利用方法はシンプルです。
    • 入力とクリックのみで操作できるツールであるため、Excelやスプレッドシートなどの表計算ソフトの使用経験がある方であれば、簡単にご利用いただくことができます。

CSV文字コード一括変換ツールはこんな方にオススメ!

  • 複数のCSVファイルを一括で変換したい方
  • GoogleスプレッドシートをCSVに変換出力した「UTF-8」形式のファイルを「Shift-JIS」に簡単に変換したい場合

 

CSV文字コード一括変換ツールのご利用マニュアル

STEP1:ご購入された本ツール(Googleスプレッドシート形式)をコピー

ご購入された本ツール(Googleスプレッドシート形式)をコピー

 

本ツールはGAS(Google Apps Script)の自動化スクリプトが実装された「Googleスプレッドシート形式」のツールです。ご購入当初のツールは自動化メニューが利用できない状態である「閲覧権限のみ」に制限されています。

本ツールの利用(自動化メニューを利用)するためには、オリジナルのツールをコピーしてからご利用を開始いただく必要があります。

本ツール(スプレッドシート)のツールバーにある「ファイル」→「コピーを作成」をクリックして、ツールのコピーを作成します。

コピーシートにはプログラムも一緒にコピーされますので、コードを編集する必要性は全くありませんので、ご安心ください。

 

STEP2:文字コードを変換したいCSVをGoogleドライブにアップロード

文字コードを変換したいCSVをGoogleドライブにアップロード

次に、文字コードを変換したいCSVファイルをGoogleドライブのお好きなところにアップロードしてください。

特定のフォルダにアップロードしても問題ございませんし、マイドライブの直下にアップロードしても問題ございません。ご利用されているGoogleアカウントのGoogleドライブ内であれば、お好きな場所にアップロードしてください。

注意

  • 本ツールでは、ご自身のGoogleドライブ内に存在しないCSVファイルの一括変換はできませんので、ご注意ください。

 

STEP3:変換リストシートにCSVのURLをリストアップ+各種設定

変換リストシートにCSVのURLをリストアップ+各種設定

 

次に、一括変換するCSVファイルの情報をリストアップ+各種設定を行います。

本ツールの「変換リスト」シートに下記3点の情報を入力してください。

変換リストシートの設定内容と仕様

  1. csvファイルURL
    • 必須入力項目です
    •  GoogleドライブにアップロードしたCSVファイルのURLを入力します。
  2. 文字コード変換指定
    • 必須ではありませんが、入力は推奨です。
    • 変換後の文字コードを2つの種類からプルダウンで指定してください。
      • Shift-JIS
      • UTF-8
    • 本ツールでは「文字コード変換指定」が指定されていない場合、デフォルトの「文字コード変換指定」は「UTF-8」として扱います。
    • また、「文字コード変換指定」で指定された文字コードのもう一方の文字コードをCSVファイル読み込み時に指定します。
      • 文字コード変換指定で「UTF-8」を指定した場合、「csvファイルURL」指定したCSVファイルは「Shift-JIS」として読み込み、処理します。
      • 本ツールでは、変換前のファイルが「UTF-8」・「Shift-JIS」以外の文字コードは非対応です。
  3. 変換ファイル格納先フォルダURL
    • 任意入力項目です。
    • 変換して新規で生成された新しい文字コードのファイルを格納するGoogleドライブ上のフォルダURLを入力します。
    • 入力されていない場合や無効な情報が入力されている場合、マイドライブ直下に変換後のファイルが配置されていきます。

注意点

  • ファイルやフォルダURLの取得方法については下記の記事で紹介されておりますので、ご覧ください。
  • リストアップするcsvファイルの文字コードについては、予めご確認ください。
    • 本ツールでは、変換前のファイルが「UTF-8」・「Shift-JIS」以外の文字コードは非対応です。
    • また、文字コード変換指定が誤っている場合は、文字化けは解消されません。
  • リストアップできるファイルの数に制限はありませんが、本ツールの制限時間は約6分ですので、制限時間内に処理できる数をリストアップするようにお願い致します。

 

STEP4:「メニュー」より「一括文字コード変換」を実行

「メニュー」より「一括文字コード変換」を実行

 

最後に、リストアップしたCSVファイルの文字コードを一括変換しましょう。

本ツール独自でご用意している「メニュー」より「一括文字コード変換」をクリックして実行してください。

初めて本ツール独自の自動化メニューを実行する際には、初回認証プロセスが必要となります。初回認証プロセスの進め方は下記の記事に記載しておりますので、そちらをご参照ください。

「一括文字コード変換」メニュー実行後、変換処理が開始され、処理が完了次第、下記の4つの情報が出力されていきます。

  • ファイルタイプ判定
    • 本ツールはcsvファイルのみに対応しております
  • 変換結果
    • 正常に変換できた場合、新しく生成された変換済みのCSVファイルのURLが出力されます
  • 変換後ファイル名
    • 正常に変換できた場合、ファイル名が出力されます。
    • ファイル名は「元のファイル名」+「指定した文字コード」+「日時」となります。
  • 変換実行日時
    • 変換実行日時が出力されます。

出力イメージ

文字コードが変換されたCSVファイルは生成されたURLからご確認・ダウンロードしてください。

仕様補足

  • 下記のケースに当てはまる「行」は処理がスキップされます。
    • csvファイルURLが入力されていない行
    • 変換実行日時に何かしらの文字列が入力されている行

参考:リストシートクリア機能のご案内

本ツールでは、簡単に変換リストシートをクリアできるよう、「リストシートクリア」メニューもご用意しております。必要に応じてご利用ください。

リストシートクリア機能

 

CSV文字コード一括変換ツール:ご利用上の注意点

  • 本ツールの利用には、Googleアカウントが必要になります。
  • 本ツールの利用で発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。
  • 本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。処理時間を超える場合には、データの取得・出力が完了できないケースもございますので、予めご了承ください。
  • ツールおよびプログラムの著作はGASラボにあります。無断での転載・再販・配布・共有やソースコードのコピーは固く禁止しております。

 

CSV文字コード一括変換ツールに関するQ&A

Q.CSV文字コード一括変換ツールはどこで販売されていますか?

2023年3月現在、CSV文字コード一括変換ツールは下記のプラットフォームにてご購入いただくことが可能です。

Q.CSV文字コード一括変換ツールの使い方に関する問い合わせ方法は?

ご購入されたプラットフォームそれぞれのお問い合わせ方法に従ってお問い合わせください。

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