GASでのシステム開発を提供する会社まとめ【2022年最新調査】

GASでのシステム開発を依頼できる会社まとめ【2022年最新】

業務の自動化・効率化に役立つGoogle Apps Script(GAS)。GASはスプレッドシートやGmailにおける定型業務や、データの自動収集などに威力を発揮します。自動化・効率化を実現するために、GASの利用を検討される方も多いのではないでしょうか。

JavaScriptベースの開発が可能であり、開発環境が不要で導入しやすい技術ではあるものの、本格的なプログラムを書くスキルの習得までには少々時間を要します。これまでプログラミングの経験をお持ちではない方にとってはハードルが高いでしょう。

そこで代替案として出てくるのが、GASのシステム開発会社の利用です。本記事では、GASを用いたシステム開発を提供する会社を調査し、まとめて紹介しています。紹介する会社それぞれの特徴・強みや、開発実績も調査して掲載しておりますので、参考にしていただければ幸いです。

GASのシステム開発会社に依頼できること

Google Apps Script(GAS)のシステム開発会社にはどんなことが依頼できるのかをまずは整理して見ていきましょう。

  1. 日常業務・定型業務の自動化システムの開発
    • 請求書、見積書、発注書などの書類の自動作成システム
    • Gmailを利用したメールの自動作成・送信システム
  2. 外部サービスとの連携システムの開発
    • ChatWorkやSlackなどのコミュニケーション・チャットツールとの連携
    • WebAPIを利用したデータの取得、Googleスプレッドシートへの出力
  3. 業務Webアプリケーションの開発
    • 社内ポータルサイトの開発
    • 顧客管理システム、お問い合わせ管理システムの開発
    • 在庫管理システム
  4. その他、課題に合わせてオーダーメイドでシステムを開発

上記のように、Google Apps Script(GAS)のシステム開発に強みを持つ会社には様々なシステムの開発を依頼することができます。特にGoogle Workspaceをご利用されている方やご利用される予定がある方には、GASでのシステム構築は業務効率化の観点で大きな威力を発揮するでしょう。

システム開発会社により満足度の高いアウトプットを開発してもらうためには、依頼者の協力が重要です。特に、現在抱えている課題と実現したいことを丁寧に・十分にお伝えしていきましょう。

 

GASを用いたシステム開発を開発会社に依頼するメリット・デメリット

次に、独自調査で見えてきたGASを用いたシステム開発会社に開発を依頼するメリット・デメリットを紹介します。実際に自社やご自身のリソースを使ってGASを用いたシステム開発ができますが、GASのシステム開発を開発会社に依頼するメリット・デメリットを整理しておくと、納得感の高い意思決定ができるでしょう。

GASを用いたシステム開発を開発会社に依頼する3つのメリット

  1. 自社のエンジニアのシステム開発のリソースを割く必要がない
  2. 課題によってはスピーディーな開発・納品も実現できる
  3. 初心者が作るよりもバグの発生を最小化することができる

GASを用いたシステム開発を開発会社に依頼する最大のメリットは「開発リソース」が不要であることです。自社にエンジニアがいない場合であったとしても、ご自身でゼロからGASを学ぶよりはスピーディーなシステム開発が実現できるでしょう。

また、技術力の優れた会社にシステム開発をお願いすれば、バグの発生を最小化することや保守性・拡張性の高いプログラムを実現することができるでしょう。保守性の高いプログラムにしておくと中長期視点でメンテナンスコストを削減することもできます。将来的にシステムを改良していく可能性があるのであれば、特に保守性の高いプログラムにしておくと良いでしょう。

GASを用いたシステム開発を開発会社に依頼するデメリット

GASのシステム開発会社に開発を依頼するデメリットは、開発コストが発生する点です。自社で開発する場合、開発にかかる人件費のみですが、開発会社に依頼する場合には、開発会社のマージンも含めコストがかかるため、自社開発に比べ割高になるでしょう。

こんな方には開発会社に依頼するのがオススメ!

  • 自社にGASを開発できるエンジニアがいない・不足している
  • スピーディーにシステム・アプリケーションを開発したい
  • 将来的に拡張していく可能性のあるシステム・アプリケーションを構築したい

社内の人的リソースの削減、スピード、拡張性を求めるのであれば、GASのシステム開発会社に開発を依頼することがおすすめです。

 

【2022年最新】Google Apps Script(GAS)でシステム開発を提供する会社まとめ

独自で調査したGoogle Apps Scriptを用いたシステム開発サービスを提供する会社(法人)をまとめております。法人に限定すると、数は多くはありませんが、システム開発歴の長い会社やGASでのシステム開発実績を豊富に持つ会社などがありました。それぞれの会社の特徴も掲載しておりますので、GASのシステム会社選びの際に参考にしていただけますと幸いです。

株式会社永和システムマネジメント

株式会社永和システムマネジメントのGASによるシステム開発の特徴

株式会社永和システムマネジメントはシステム開発で歴史があり、業界内でも高い技術力で評判のある会社です。高い技術力をベースに、GASのシステム開発では主に下記の2つの価値提供を軸にしています。

  • KAIZEN:単純作業をGASアプリケーションで効率化
  • HIKKOSHI:ExcelやAccessをクラウドアプリケーションへ移行

GASのシステム開発会社の中でもトップレベルに技術力が高く、多様なニーズに対して応えることができる点が最大の特徴です。

株式会社永和システムマネジメントのGASによるシステム開発実績

永和システムマネジメントでは、商品・在庫などの取り扱うデータが大規模なGASを使ったシステム開発の実績が豊富です。在庫管理などのデータ量の多いシステムの開発は高い技術力と、事業ドメインの理解が不可欠です。高い技術力と蓄積された開発ノウハウを持つ永和システムマネジメントだからこそ実現できるGASのシステム開発です。

  • 商品・注文・在庫管理システム
  • 棚卸し業務の効率化・改善システム

株式会社永和システムマネジメントンのGASによるシステム開発はこんな方におすすめ!

  • GASで大規模なシステムを開発したい方
  • ExcelやAccessで管理しているものをクラウドにリプレイスされたい方

株式会社 永和システムマネジメントの基本情報

会社名株式会社 永和システムマネジメント
会社所在地福井県福井市問屋町3丁目111番地
拠点東京支社
リモート対応の可否可能(場所問わず)

 

株式会社アクロビジョン

株式会社アクロビジョンのGASによるシステム開発の特徴

アクロビジョンのGASのシステム開発は徹底的に顧客のニーズ・イメージに合致する開発にこだわっています。開発プロセスにおいても随時細かくすり合わせを行い、顧客との期待のズレがないかを確認して開発を進めてくれるため、安心して開発を依頼できるでしょう。

  1. 最終的なアウトプットイメージの細かくすり合わせしたのち、開発をスタート
  2. 開発途中でも顧客とイメージに相違がないかを随時確認
  3. 開発したアウトプットの確認時に修正箇所があれば対応

株式会社アクロビジョンのGASによるシステム開発実績

アクロビジョンでは、Google App Scriptによる提携業務の自動化や、kintoneをより扱いやすいデータ形式に変換するシステムなどを開発した実績があります。

  • 契約書、請求書、見積書、発注書一覧の自動生成
  • kintoneのデータをGoogle App Scriptを用いてGoogle Spredsheetにデータを自動取得するシステムの開発

引用元:株式会社アクロビジョン

株式会社アクロビジョンのGASによるシステム開発はこんな方におすすめ!

  • バックオフィス業務を効率化・自動化されたい方
  • kintoneのデータを取り出し、加工・拡張したい方

株式会社アクロビジョンの基本情報

会社名株式会社アクロビジョン
会社所在地東京都豊島区東池袋1-35-3 池袋センタービル 8階
対応可能エリア札幌、仙台、関東(埼玉、千葉、東京、神奈川)、愛知、関西(京都、大阪、兵庫)、広島、福岡
リモート対応の可否可能(場所問わず)

 

株式会社サテライトオフィス

株式会社サテライトオフィスのGASによるシステム開発の特徴

テレビCMも放映されている「サテライトオフィス」ではGASによるシステム開発サービスも提供しています。GASによる開発実績も豊富に持ち、ベースとなるアプリケーションも豊富に用意されています。ベースのアプリケーションを事前に確認できるため、最終的なアウトプットイメージを持ちやすい点は特徴です。また、顧客に合わせた独自のアプリケーション開発やカスタマイズにも対応しています。

株式会社サテライトオフィスのGASによるシステム開発実績

サテライトオフィスではどんな事業者でも汎用的に利用できるシステムを開発し、提供しています。必要に応じてカスタマイズにも対応しています。他の会社に比べ、システムの開発実績は豊富な点も特徴です。

  • 顧客管理システム
  • 社内Q&Aシステム
  • 名刺管理システム
  • 報告書作成システム
  • お弁当&備品購入システム
  • 社内設備管理システム
  • タイムカード管理システム

※参考:サテライトオフィス Google Apps Script/Google App Engine開発ソリューション

株式会社サテライトオフィスのGASによるシステム開発はこんな方におすすめ!

  • すでにGASで開発されたシステムをベースにカスタマイズしていきたい方
  • GASを用いた開発が豊富な会社に依頼したい方

株式会社サテライトオフィスの基本情報

会社名株式会社サテライトオフィス
会社所在地東京都江東区東陽4-3-1 東陽町信栄ビル4階
拠点サテライトオフィス松戸
サテライトオフィス大阪
サテライトオフィス長野
サテライトオフィス札幌
サテライトオフィス那覇
サテライトオフィス・ベトナム

 

GASのシステム開発に関するよくある疑問Q&A

Q.GASのシステム開発費用はどれくらい?

GASのシステム開発費用はどの会社も公開しておらず、お問い合わせが必要です。これは、依頼者の課題と実現したいことによって開発するべきシステムの要件及び必要な工数が変動するため、具体的な金額を公開できないことが背景にあります。そのため、具体的な金額を知るためには、お問い合わせして見積もりを出してもらうことをおすすめします。

Q.GASのシステム開発費用を安くするためには?

GASのシステム開発費用を減らす方法としては、2つあります。

方法1:ゼロベース開発ではなく、カスタマイズメインで開発を依頼する

可能な限りGASのシステム開発費用を安く抑えるのであれば、ゼロからのシステム・アプリケーション開発をお願いするよりも、すでにシステム開発会社で用意されているベースのシステム・アプリケーションをもとにカスタマイズをお願いするといいでしょう。

カスタマイズがメインであれば、システム開発会社は開発の工数を減らすことができ、短い期間で納品もできるため、一般的に費用を安く抑えることができます。

方法2:法人ではなく、個人にGASのシステム開発を依頼する

また、GASのシステム開発コストを抑える別の方法として、「ココナラ」などで、フリーランスなどに依頼することもおすすめです。フリーランスに依頼することで、開発会社で発生するマージンはなく、比較的低コストで発注することができます。

Q.GASのシステムを自分で開発できるようになるためには?

GASのシステム開発ををご自身でできるようになるためには、GASを学べるプログラミングスクールへの通学がおすすめです。短期間で実践的なスキルを習得することができます。

下記の記事では、GASを学べるプログラミングスクールを特集しています。併せてご覧ください。

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まとめ

本記事では、Google Apps Script(GAS)を用いたシステム開発サービスを提供する会社・法人を紹介してきました。

実際にGASを用いたシステム開発サービスを提供する会社・法人は多くはありません。しかし、どの企業にも強み・特徴があり、ゼロからのGASを用いたシステム開発に対応しています。課題や実現したいことに合わせて、システムを開発してくれますので、これまでの開発実績や強みをチェックして検討してみてください。

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