本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「ChatGPT API連携AI一括翻訳・要約ツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。
ChatGPT API連携AI一括翻訳・要約ツールの概要
本ツールは、ChatGPTのAPIを利用して複数の文章を翻訳して要約できるツールです。
- ChatGPTのAPIを利用して文章を要約
- 複数の文章を同時に要約することも可能
- 元のテキストが英語の場合は日本語へ翻訳&要約
最近は、ビジネスからプライベートまで、あらゆる情報をWebから得る機会が多いのではないでしょうか。
しかし、Webページに掲載されている情報量は非常に多く、すべてのページに目を通していては時間がいくらあっても足りません。
しかし本ツールを利用すれば、効率良くWebページの情報をインプットすることが可能となります。
本ツールは、入力した元テキストの情報を要約するツールですが、一度に複数のテキストの情報の要約にも対応しています。
また、英語のテキストを翻訳したうえで要約する機能もあります。
すでにChatGPTをこうした用途でご利用されている方もいらっしゃるかもしれませんが、通常のChatGPTは「4096トークン」の上限があります。
しかし、本ツールは最大50,000文字までの処理に対応しており、長文の翻訳や要約も可能です。
Webからの情報収集をされる方、英語圏の情報をまとめてインプットしたい方などに、おすすめのツールです。
ChatGPT API連携AI一括翻訳・要約ツールの3つの特徴
ChatGPT APIを利用して、複数の文章を一括翻訳・要約!
- 本ツールは、ChatGPT APIを利用して、本ツールである「Googleスプレッドシート」にリストアップされた文章を一括で日本語に翻訳・要約することができます。
- もちろん、英語の文章だけではなく、日本語の文章を要約することも可能です。
通常のChatGPTが受け入れ可能な文字数を上回る長文を処理可能!
- 通常のChatGPTの場合「4096トークン」まで入力を受け付けられません(2023年4月現在)
- しかし、本ツールでは、翻訳・要約対象の文章1つにつき最大50,000文字まで対応・処理することが可能です。
入力とクリックのみのシンプルな操作!初心者でも簡単に利用可能!
- 本ツールのご利用は、基本的に入力とクリックのみで操作・設定可能です。
- そのため、Excelやスプレッドシートなどの表計算ソフトの使用経験がある方であれば、簡単にご利用いただくことができます。
ChatGPT API連携AI一括翻訳・要約ツールはこんな方にオススメ!
- 日々の情報収集を効率化したい方
- 英語圏の情報も収集を始めたい方
- 短期間で様々な情報をインプットする必要がある方
ChatGPT API連携AI一括翻訳・要約ツールのご利用マニュアル
STEP1:ご購入された本ツール(Googleスプレッドシート形式)をコピー
本ツールはGAS(Google Apps Script)のプログラムが実装された「Googleスプレッドシート形式」のツールです。ご購入当初のツールは、安全のため「閲覧権限のみ」に制限されています。
本ツールの自動化メニューを利用するためには、ご購入当初の閲覧権限のみのツールを「コピー」する必要があります。
本ツール(スプレッドシート)のツールバーにある「ファイル」→「コピーを作成」をクリックすることで、ツール自体をコピーすることができます。
コピーしたツールにはプログラムも一緒にコピーされますので、コードを編集する必要はございません。
STEP2:OpenAI APIのAPI KEYを取得し、設定シートに貼り付け
本ツールではOpenAI(ChatGPT)のAPIを利用して、AIによる翻訳と要約を実現します。
そのため、OpenAI(ChatGPT)のAPIを利用するための情報としてOpenAI APIの「API KEY」が必要となります。
※参考:OpenAI APIの利用に必要な設定・「API KEY」の取得方法については下記の記事で詳しく解説しております。こちらをご参照の上、「API KEY」を取得してください。
OpenAIのAPIの「API KEY」を取得したら、本ツールの「設定」シートの「Open AI APIキー」の欄に貼り付けます。
STEP3:リストシートにて翻訳・要約対象の元テキストを入力
次に、翻訳・要約対象となる元テキストのリストアップを行います。
本ツールの「リスト」シートのA列「元テキスト」欄に、翻訳・要約対象となる元文章を入力していきます。
注意点
- Googleスプレッドシートのセルに入力できる文字数は最大「50,000文字」となります。元テキストの1つのセルに入力する文章は、50,000文字を超えないようにしてください。
- 元テキストのリストアップの上限の数はございません。ただし、本ツールの制限時間は約6分間となっており、制限時間内に処理できる数をリストアップするようにお願い致します。
STEP4:「メニュー」より「一括要約(日本語)」を実行
最後に、リストシートに入力した元テキストを一括で翻訳・要約しましょう。
本ツール独自でご用意している「メニュー」より「一括要約(日本語)」をクリックして実行します。
初めて本ツール独自の自動化メニューを実行する際には、初回認証プロセスが必要となります。初回認証プロセスの進め方は下記の記事に記載しておりますので、そちらをご参照ください。
「一括要約(日本語)」メニューを実行すると、ChatGPT APIを通じて一括翻訳・要約処理が開始され、処理が完了次第、「リスト」シートに下記2つの情報が出力されていきます。
- 要約処理後テキスト
- 元テキストから翻訳・要約された結果の文章が出力されます。
- 処理日時
- 処理が完了した日時が出力されます。
仕様補足
- 下記のケースに当てはまる「行」は処理がスキップされます。
- リストシートの「元テキスト」が入力されていない行
- 処理日時に何かしらの文字列が入力されている行
- 「一括要約(日本語)」メニューが実行される度にChatGPT APIにリクエストがされるため、リクエストの回数が増えるほど(翻訳・要約対象の文字数が多いほど)、従量課金の料金が発生します。
- かなりわずかなケースで翻訳が正しく行われないケースがあります。予めご了承下さい。
参考:リストシートクリア機能のご案内
本ツールでは、簡単にリストシートをクリアできるよう、「リストシートクリア」メニューもご用意しております。必要に応じてご利用ください。
ChatGPT API連携AI一括翻訳・要約ツール:ご利用上の注意点
- 本ツールの利用には、Googleアカウント、OpenAI APIの利用権限が必要になります。
- 本ツールはOpenAI APIを使用して情報を取得・操作をしております。場合によっては、一時的に情報が取得・操作ができない場合や、情報の取得・操作が失敗するケースもございます。予めご了承ください。
- 本ツールを利用する際に、OpenAI APIの従量課金制の利用料金が発生します。具体的な利用料については、利用する量によって変化するため、GASラボではお答えできませんので、予めご了承ください。
- 本ツールの利用で発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。
- 本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。処理時間を超える場合には、データの取得・出力が完了できないケースもございますので、予めご了承ください。
- ツールおよびプログラムの著作はGASラボにあります。無断での転載・再販・配布・共有やソースコードのコピーは固く禁止しております。
- 本ツールは初回利用時に「認証・許可プロセス」が発生します。認証・許可を下記の記事を参考に進めて下さい。
- 本ツールはOpenAI(ChatGPT)APIの仕様変更に伴い、ツール自体の仕様が変更になる可能性やアップデートされる可能性、情報が取得・操作できなくなる可能性がございます。予めご了承ください。
ChatGPT API連携AI一括翻訳・要約ツールに関するQ&A
ChatGPT API連携AI一括翻訳・要約ツールはどこで入手できますか?
2023年4月現在、ChatGPT API連携AI一括翻訳・要約ツールは下記のプラットフォームにて公開しております。
- note