本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「Twitter(X)引用ツイート一覧取得ツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。
【はじめに】Twitter(X)引用ツイート一覧取得ツールの概要
本ツールは、URLで指定した特定のツイートの「引用ツイート(引用ポスト)」の一覧をGoogleスプレッドシートへ簡単にリストアップすることができるGAS自動化ツールです。
- 指定したツイートの引用ツイートに関する情報を一括で出力
- 【2024/2/17更新】有料化後のTwitter APIでも利用できる仕様に変更
- 500件以上の引用ツイート取得可能
- 取得可能項目の拡張
- 【2023/2/17更新】APIの利用状況目安がわかる「API利用履歴」記録機能、エラー履歴が確認できる「エラー履歴」記録機能を追加
気になるツイートのURLを指定してツールの自動化メニューを実行すれば、そのツイートを引用したユーザーの一覧や、引用ツイートのテキスト情報、インプレッション数、いいね数、引用数、リツイート数などの情報も同時に取得できます。
取得した情報はすべてGoogleスプレッドシート上に出力されるため、どんなユーザーが引用ツイートしているのか、どれだけ拡散されているのかなどさまざまな角度での分析ができます。
また、Googleスプレッドシートなので情報の編集や加工、共有も簡単に行えます。
本ツールは自動化スクリプト「Google Apps Script(GAS)」が予め実装されたGoogleスプレッドシート形式の自動化ツールであるため、お持ちのPCのOS(Mac、Windowsなど)に関係なく、Googleスプレッドシートがご利用できる環境であれば、ツールの初期設定・ご利用が可能です。
Twitter(X)引用ツイート一覧取得ツール更新情報
【2024/2/17更新】Twitter API有料化に伴う仕様変更
- Twitter API有料化に伴い、本ツールはTwitter API有料プラン加入者向けのツールとなります。Twitter API有料プランの利用開始方法は下記のページをご覧ください。
- Twitter API有料化およびAPIの仕様変更に伴い、取得項目の拡張、500件以上の引用ツイート取得可能になるなど、ツールの仕様も変更となっております。詳細は本記事マニュアルをご確認ください。
【2023/2/17更新】各種新機能追加
- APIの利用状況目安がわかる「API利用履歴」記録機能を追加
- エラー履歴が確認できる「エラー履歴」記録機能を追加
Twitter(X)引用ツイート一覧取得ツールの3つのPOINT
URLで指定したツイートの「引用ツイート」一覧を簡単リストアップ
- URLで指定した特定のツイートの「引用ツイート」一覧を簡単にリストアップすることができます。
- ツイートの指定方法は「ツイートのURL」となりますが、ご自身のツイートはもちろん、公開されている他人のツイートも指定可能です。
- 取得した引用ツイートデータを元に、引用ツイートしたユーザー一覧もリストアップ可能です。
集計・分析・タスク管理にも最適
- 本ツールで取得した引用ツイート一覧の出力先はGoogleスプレッドシートです。
- そのため、簡単にテキストの検索や集計、分析・タスク管理、加工を実施することができます。
- また、引用ツイートのテキスト情報だけではなく、引用ツイートの「インプレッション数」「いいね数」「リツイート数」「引用数」などの数値データも取得・出力するため、定量分析、ソート・フィルターなどにも活用可能です。
画像付き設定マニュアルがあるので、初心者でも安心!
- 本ツールはツイート情報・ユーザー情報取得にTwitterAPI(Basicプラン以上の有料プラン)を利用しております。
- 初心者の方でも簡単にAPIの設定や本ツールの利用のための設定ができるよう、画像付きの丁寧なマニュアルを用意しておりますので、ご安心ください。
- コードの編集やコピペは発生しないため、どなたでもご利用いただけます。
Twitter引用ツイート一覧取得ツールはこんな方にオススメ!
- Twitter(X)で「引用ツイート」を利用したプレゼントキャンペーンを実施されている方
- 引用ツイートしたユーザーを手動でリストアップしている方
- 引用ツイートや引用ツイートしたユーザーを分析・管理したい方
Twitter引用ツイート一覧取得ツールご利用マニュアル
STEP1:ご購入された本ツール(Googleスプレッドシート形式)をコピー
本ツールはGAS(Google Apps Script)のプログラムが予め組み込まれた「Googleスプレッドシート形式」のツールです。ご購入当初は安全のため「閲覧権限のみ」に制限しております。
本ツールの自動化メニューをご利用いただくためには、オリジナルのスプレッドシート(本ツール自体)をコピーしていただく必要があります。
スプレッドシートのツールバーの「ファイル」→「コピーを作成」をクリックするとツールのコピーを生成できます。
コピーシートにはプログラムも一緒にコピーされますので、コードを編集する必要性はありませんので、ご安心ください。
STEP2:Twitter APIの情報を取得し、「設定」シートに貼り付け
本ツールではTwitter API(Basicプラン以上)を利用して、特定のツイートの「引用ツイート」情報を自動取得します。そのため、TwitterAPIの利用のための情報(API KeyおよびAPI Key Secret)が必要となります。
※参考:TwitterAPIの利用に必要な情報の取得方法については下記の記事で詳しく解説しております。こちらをご参照の上、API KeyおよびAPI Key Secretを取得してください。
取得したAPI KeyおよびAPI Key Secretを、本ツールの「設定シート」の「API Key」および「API Key Secret」の欄に貼り付けます。
初めて本ツール独自の自動化メニューを実行する際には、初回認証プロセスが必要となります。初回認証プロセスの進め方は下記の記事に記載しておりますので、そちらをご参照ください。
STEP3:メニューから「アカウント認証」を実行し、認証手続きを進める
次に本ツール上でのTwitterAPIの利用に必要なアカウント認証の手続きを進めます。
ツールバーに用意されている本ツール独自の「メニュー」より「アカウント認証」をクリックします。
その後、アカウント認証用のウインドウが表示されますので、「アカウント認証ページ」のテキストリンクをクリックします。
Twitterの認証画面が表示されますので、「連携アプリを認証」をクリックします。
「認証が許可されました」という表示が出ればTwitterの認証手続きは完了です。これで本ツールでTwitterAPIを利用する準備が整いました。
「アカウント認証」でよくあるエラーと解決方法
アカウント認証時に発生するよくあるエラーは下記のようなエラーです。
- 「問題が発生しました アプリにアクセスを許可できません。」
- 「アプリにアクセスを許可できません。」
- 「Could not authenticate you.」
上記のような原因および解決方法は下記の記事に記載しておりますので、ご一読ください。
※補足:「アカウント認証をクリア」機能もご用意しております。
エラーが出てしまう場合や利用するアカウントを変更するシーンなど、アカウント認証をクリアしたいときにご利用できる「アカウント認証をクリア」メニューもご用意しております。必要に応じてご利用ください。
STEP4:設定シートにて、対象のツイートURLを指定
次に、引用ツイート一覧の抽出対象となる「ツイート」をURLで指定します。
PCなどから対象の「ツイートURL」をコピーします。
その後、本ツールの「設定」シートの「ツイートURL」の項目にコピーしたURLを貼り付けます。
※本ツールが対応可能なツイートURLについて
本ツールでは、短縮URLには対応しておりません。下記のURL形式に対応しておりますので、予めご了承下さい。
STEP5:メニューより「引用ツイート一覧取得開始」をクリック
最後に指定したツイートの「引用ツイート」一覧を自動取得・出力します。
STEP4までの手順を進めた上で、本ツール独自の「メニュー」より「引用ツイート一覧取得開始」をクリックします。
「引用ツイート一覧取得開始」メニューを実行すると、URLで指定したツイートへ「引用ツイート(引用ポスト)」の一覧情報が15分ごとに自動で最大400件ずつ取得され、「引用ツイート一覧」シートへ出力されます。
15分ごとに自動で取得・出力されていきますので、本自動化メニューを実行後はツールの画面やPCを閉じていただいて構いません。
また、引用ツイートしたユニークなユーザー一覧を「引用ツイートしたユーザー一覧」にスプレッドシートの関数で出力するようにしております。
APIで制限されている「Tweet Cap」の上限に至った場合、または指定したツイートの引用ツイートを全件取得した場合やエラーが発生した場合に、15分ごとの処理が終了します。ツールによるデータ取得ステータスは「設定」シートの「リストアップ状況」にてご確認いただけます。
仕様補足
- 本ツールは15分間に5回のリクエスト(リクエスト1回あたり100件の取得:最大:500件)までしか取得できない制限がございます。この最大制限を超えてしまうとエラーが発生しますので、ご注意ください。
- 取得したツイートの数だけ、Basicプランの10,000件のツイート取得枠(Tweet Cap)を消費します。(公式ドキュメント記載)
- APIの利用状況の目安をご確認いただけるようにするため、本ツールの「API利用履歴」シートに本ツールでデータ取得した目安件数が自動で記録されていきます。(あくまで目安となりますので、詳細については、Twitter Developer Portalにてご確認ください。)
- Tweet Capを超える数のデータの取得はできません。(エラーとなります)
- 下記のユーザー・投稿は取得不可となります。
- 取得しようとしたユーザーアカウントが何かしらの理由で凍結している
- 取得しようとしたユーザーアカウントが何かしらの理由で削除されている
- ブロックなど取得しようとしたユーザーアカウントへのアクセス権限がない
「引用ツイート一覧出力」メニュー実行時にエラーが発生した場合は?
エラーが発生した場合には、「エラー履歴」シートに記載がされますので、内容をご確認いただき、修正のアクションをしてください。
・エラー履歴シートへの出力例
「自動処理開始」メニュー実行時に発生するよくあるエラーは下記のようなエラーです。
- 「Too Many Requests」
- 「Error starting OAuth flow」
- 「Could not authenticate you.」
原因および解決方法は下記の記事に記載しておりますので、ご一読ください。
【参考】「引用ツイート一覧取得中止」メニューもご用意
引用ツイート一覧取得開始後、途中で処理を中止・中断したい場合には、メニューより「引用ツイート一覧取得中止」を実行してください。
本メニューを実行すると、15分ごとに400件ずつ取得する処理を強制的に中断することができます。
【参考】「引用ツイート一覧シート」をクリアする機能も搭載
新しいキャンペーンなどで、過去と異なる引用ツイートのリストアップする際に便利な「引用ツイート一覧シートをクリア」メニューもご用意しております。必要に応じてご利用ください。
Twitter(X)引用ツイート一覧取得ツールで取得・出力できる項目
本ツールで取得できる引用ツイートはそれぞれ、下記の項目を取得・出力することが可能です。
- 引用元ツイートURL
- userId
- アカウント表示名
- ユーザー名
- プロフィール画像
- TwitterアカウントURL
- アカウント開設日
- フォロー数
- フォロワー数
- 合計ツイート数
- ツイート日時
- ツイートID
- ツイート
- ツイートURL
- インプレッション数
- いいね数
- リツイート数
- リプライ数
- 引用数
- ブックマーク数
- データ取得日時
Twitter(X)引用ツイート一覧取得ツール:ご利用上の注意点
- 本ツールの利用には、Googleアカウント、Twitter(X)アカウントが必要になります。
- 本ツールはTwitter APIを使用して情報を取得しております。場合によっては、一時的に情報が取得できない場合や、情報の取得が失敗するケースもございます。予めご了承ください。
- 本ツールはTwitter APIの有料プラン(Basicプラン)ご利用者向けのツールです。Freeプランのご利用者様はご利用いただけませんので、予めご了承ください。
- Twitter APIの有料プラン(Basicプラン)には、取得できるデータの上限数があります。場合によっては、上限に至り、データの取得が失敗するケースもございます。予めご了承ください。
- 本ツールの利用で発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。
- ツールおよびプログラムの著作はGASラボにあります。無断での転載・再販・配布・共有やソースコードのコピーは固く禁止しております。
- 本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。あらかじめご了承ください。
- 本ツールは初回利用時に「認証・許可プロセス」が発生します。認証・許可を下記の記事を参考に進めて下さい。
- 本ツールはTwitterAPIの仕様変更に伴い、ツール自体の仕様が変更になる可能性やアップデートされる可能性、データの取得やAPIを使った操作ができなくなる可能性がございます。予めご了承ください。
Twitter(X)引用ツイート一覧取得ツールに関するよくある質問
Q.Twitter引用ツイート一覧取得ツールはどこで入手できますか?
2024年2月現在、Twitter(X)引用ツイート一覧取得ツールは下記のプラットフォームにて公開しております。
- note
- GASラボ
Q.Twitter(X)引用ツイート一覧取得ツールの使い方に関する問い合わせ方法は?
ご購入されたプラットフォームそれぞれのお問い合わせ方法に従ってお問い合わせください。
Q.特定のツイートをリツイートした人をリストアップするツールはありますか?
本記事で紹介した「Twitter(X)引用ツイート一覧取得ツール」では、特定のツイートを「リツイート」した人をリストアップすることができません。しかし、下記のツールであれば、特定のツイートを「リツイート」した人をリストアップすることが可能です。
本記事で紹介した「Twitter(X)引用ツイート一覧取得ツール」と同じような仕様になっているので、ご利用しやすいかと思います。
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Q.特定のツイートに「いいね」した人をリストアップできるツールはありますか?
本記事で紹介した「Twitter(X)引用ツイート一覧取得ツール」では、特定のツイートに「いいね」した人をリストアップすることもできませんが、下記のツールでは、特定のツイートに「いいね」した人をリストアップすることが可能です。
こちらも、本記事で紹介した「Twitter(X)引用ツイート一覧取得ツール」と同じような仕様になっているので、ご利用しやすいかと思います。
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GASラボのTwitter自動化ツールのご紹介
GASラボでは主にGoogle Apps Script(GAS)を用いて自動化ツールを企画・開発しております。これまで開発したツールは2024年2月現在、100種類以上を超え、今後も随時新規で開発、公開する予定です。
GASラボでは、特にTwitter(X)の標準機能には搭載されていない機能を補完できるTwitter(X)自動化ツールを複数開発しております。ここでは、主なツールをご紹介します。
GASラボの開発した主なTwitter自動化ツール
GASラボでは本記事で紹介したTwitter引用ツイート一覧取得ツール以外にも、Twitterを自動化できるツールを複数ご用意しております。是非ご覧ください。