本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「Twitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。
Twitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツールの概要
本ツールは、特定のツイートをリツイートしたユーザー情報一覧を抽出し、Googleスプレッドシートへ出力するツールです。
- 特定のツイートをリツイートしたユーザー一覧情報の抽出・出力
- 【2023/07/17更新】リツイートユーザーを500件以上取得できるように大幅改修
- 【2023/07/17更新】APIの利用状況目安がわかる「API利用履歴」記録機能を追加
チェックしたいツイートのURLを本ツールに貼り付けて実行すれば、リツイートしたユーザー一覧情報がGoogleスプレッドシートへ出力できます。
ブラウザやTwitter(X)アプリからもリツイートしたユーザーを確認することはできますが、RTキャンペーンを実施されるタイミングなど、リツイートした人数が多いとリストアップするのには手間がかかります。
また、各ユーザーの詳細を確認するとなると、さらに手間がかかってしまいますが、本ツールならリツイートしたユーザーを一覧で表示できるため、集計や分析などが非常に簡単になります。
なお、本ツールは追加費用なしでTwitter APIの制限範囲(利用可能なTweet Capの範囲内)なら何度でも気になるツイートのリツイートユーザー情報をチェックできます。
リツイートを使ったキャンペーンやマーケティングを行う方は、本ツールを活用してリツイートしたユーザーのリストアップを効率化してみましょう。
Twitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツール更新情報
【2023年4月8日】2023年3月30日に公式アナウンスされたTwitter API有料化に伴う仕様変更。
- Twitter API有料化に伴い、本ツールはTwitter API有料プラン加入者向けのツールとなります。Twitter API有料プランの利用開始方法は下記のページをご覧ください。
- Twitter API有料化およびAPIの仕様変更に伴い、ツールの仕様も変更となっております。詳細は本記事マニュアルをご確認ください。
【2023年7月17日】リツイートユーザー取得上限数を大幅拡大
- Twitter API有料化に伴い、指定したツイートのRTユーザーの取得最大数が本ツールは500件となっておりましたが、2023/07/17に大幅なツール改修を行い、500件以上のリストアップが可能となりました。
- 本ツールはAPI有料プランにある「Tweet Cap」を消費します。(Basicプランの場合:10,000件の取得枠)有効なTweet Capの範囲であれば、500件を超えるRTユーザーのリストアップが可能です。
Twitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツールの3つの特徴
特定のツイートに「リツイート」した人一覧を簡単抽出
- 指定した特定のツイートに「リツイート」した人一覧を簡単に抽出して出力することができます。
- ツイートの指定方法は「ツイートのURL」となりますが、ご自身のツイートだけではなく、公開されている他人のツイートも指定可能です。
集計・分析・タスク管理にも最適
- 本ツールで取得したデータの出力先はGoogleスプレッドシートです。
- そのため、テキストの検索や集計、分析・タスク管理、加工を容易に実施することができます。
- また、ユーザー基本情報だけではなく、「フォロー数」「フォロワー数」などの数値データも取得・出力するため、定量分析、ソート・フィルターなどにも活用可能です。
画像付き設定マニュアルがあるので、初心者でも安心!
- 本ツールはツイート情報・ユーザー情報取得にTwitterAPIを利用しております。
- 初心者の方でもAPIの設定や本ツールの利用のための設定ができるよう、画像付きの丁寧なマニュアルを用意しておりますので、ご安心ください。
Twitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツールはこんな方にオススメ!
- Twitter(X)で「リツイート」を利用したキャンペーンを実施されている方
- リツイートしたユーザーを手動でリストアップされていた方
- リツイートした人を分析・管理したい方
Twitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツールご利用マニュアル
STEP1:ご購入された本ツール(Googleスプレッドシート形式)をコピー
本ツールはGoogle Apps Script(GAS)のプログラムが組み込まれた「Googleスプレッドシート形式」のツールです。ご購入当初は安全のため「閲覧権限のみ」に制限されています。
本ツールの自動化メニューをご利用いただくためには、オリジナルのスプレッドシート(本ツールの雛形)をコピーしていただく必要があります。
スプレッドシートのツールバーにあります「ファイル」→「コピーを作成」をクリックして編集権限のあるコピーファイルを生成することができます。
コピーシートにはプログラムも一緒にコピーされますので、コードを編集する必要性はありませんので、ご安心ください。
STEP2:Twitter APIの情報を取得し、「設定」シートに貼り付け
本ツールではTwitter APIを利用して特定のツイートを「リツイート」したユーザー情報を自動取得します。そのため、Twitter APIの利用のための情報(API KeyおよびAPI Key Secret)が必要となります。
※参考:TwitterAPIの利用に必要な情報の取得方法については下記の記事で詳しく解説しております。こちらをご参照の上、API KeyおよびAPI Key Secretを取得してください。
取得したAPI KeyおよびAPI Key Secretを、本ツールの「設定シート」の「API Key」および「API Key Secret」の欄に貼り付けます。
STEP3:メニューから「アカウント認証」を実行し、認証手続きを進める
次に本ツール上でTwitter APIの利用に必要なアカウント認証の手続きを進めます。
ツールバーに用意されている本ツール独自の「メニュー」より「アカウント認証」をクリックします。
初めて本ツール独自の自動化メニューを実行する際には、初回認証プロセスが必要となります。初回認証プロセスの進め方は下記の記事に記載しておりますので、そちらをご参照ください。
その後、アカウント認証用のウインドウが表示されますので、「アカウント認証ページ」のテキストリンクをクリックします。
Twitter(X)の認証画面が表示されますので、「連携アプリを認証」をクリックします。
「認証が許可されました」という表示が出ればTwitter(X)の認証手続きは完了です。これで本ツールでTwitter APIを利用する準備が整いました。
※補足:「アカウント認証をクリア」機能もご用意しております。
エラーが出てしまう場合や利用するアカウントを変更するシーンなど、アカウント認証をクリアしたいときにご利用できる「アカウント認証をクリア」メニューもご用意しております。必要に応じてご利用ください。
STEP4:設定シートにて、対象のツイートURLを指定
次に、リツイートユーザー一覧の抽出対象となる「ツイート」をURLで指定します。
まずは、PCなどからツイート対象の「ツイートURL」をコピーして取得します。
その後、本ツールの設定シートの「ツイートURL」にコピーしたURLを貼り付けます。
※対応するツイートURLについて
本ツールでは、短縮URLには対応しておりません。
下記のURL形式に対応しておりますので、予めご了承下さい。
STEP5:メニューより「RTユーザー一覧取得開始」をクリック
最後に指定したツイートへ「リツイート」したユーザーの一覧を抽出・出力します。
本ツール独自の「メニュー」より「RTユーザー一覧取得開始」をクリックします。
「RTユーザー一覧取得開始」メニューを実行すると、URLで指定したツイートへ「リツイート」したユーザー一覧の情報が15分ごとに自動で最大500件ずつ取得され、「RTユーザーリスト」シートへ出力されます。自動で取得・出力されていきますので、本自動化メニューを実行後はツールの画面やPCを閉じていただいて構いません。
APIで制限されている「Tweet Cap」の上限に至った場合、または指定したツイートへRTしたユーザーを全件取得した場合に、15分ごとの処理が終了します。ツールによるデータ取得ステータスは「設定」シートの「リストアップ状況」にてご確認いただけます。
- 本ツールは15分間に5回のリクエスト(リクエスト1回あたり100件の取得:最大:500件)までしか取得できない制限がございます。この最大制限を超えてしまうとエラーが発生しますので、ご注意ください。
- 取得したユーザーの数だけ、Basicプランの10,000件のツイート取得枠(Tweet Cap)を消費します。
- APIの利用状況の目安をご確認いただけるようにするため、本ツールの「API利用履歴」シートに本ツールでデータ取得した目安件数が自動で記録されていきます。(あくまで目安となりますので、詳細については、Twitter Developer Portalにてご確認ください。)
- Tweet Capを超える数のデータの取得はできません。(エラーとなります)
- 下記のユーザーは取得不可となります。
- 取得しようとしたユーザーアカウントが何かしらの理由で凍結している
- 取得しようとしたユーザーアカウントが何かしらの理由で削除されている
- ブロックなど取得しようとしたユーザーアカウントへのアクセス権限がない
【参考】「RTユーザー一覧取得中止」メニューもご用意
RTユーザーの一覧取得開始後、途中で処理を中止・中断したい場合には、メニューより「RTユーザー一覧取得中止」を実行してください。
本メニューを実行すると、15分ごとに500件ずつ取得する処理を強制的に中断することができます。
【参考】「RTユーザーリストシート」をクリアする機能も搭載
新しいRTキャンペーンなどで、過去と異なるRTユーザーのリストアップする際に便利な「RTユーザーリストシートをクリア」メニューもご用意しております。必要に応じてご利用ください。
Twitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツールで取得・出力できる項目
本ツールで特定のツイートをリツイートした各ユーザーについて下記の項目を取得・出力することが可能です。
プレゼントキャンペーンなどでプレゼントするユーザーを選定する際に便利なデータが揃っておりますので、是非ご活用ください。
- 対象ツイートURL
- ユーザーID
- アカウント表示名
- ユーザー名
- プロフィール画像
- TwitterアカウントURL
- アカウント説明文
- 鍵付きアカウント
- アカウント開設日
- 地域情報
- フォロー数
- フォロワー数
- 合計ツイート数
- 情報取得日時
Twitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツール:ご利用上の注意点
- 本ツールの利用には、Googleアカウント、Twitter(X)アカウントが必要になります。
- 本ツールはTwitter APIを使用して情報を取得しております。場合によっては、一時的に情報が取得できない場合や、情報の取得が失敗するケースもございます。予めご了承ください。
- 本ツールはTwitter APIの有料プラン(Basicプラン)ご利用者向けのツールです。Freeプランのご利用者様はご利用いただけませんので、予めご了承ください。
- Twitter APIの有料プラン(Basicプラン)には、取得できるデータの上限数があります。場合によっては、上限に至り、データの取得が失敗するケースもございます。予めご了承ください。
- 本ツールの利用で発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。
- ツールおよびプログラムの著作はGASラボにあります。無断での転載・再販・配布・共有やソースコードのコピーは固く禁止しております。
- 本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。あらかじめご了承ください。
- 本ツールは初回利用時に「認証・許可プロセス」が発生します。認証・許可を下記の記事を参考に進めて下さい。
- 本ツールはTwitterAPIの仕様変更に伴い、ツール自体の仕様が変更になる可能性やアップデートされる可能性、データの取得やAPIを使った操作ができなくなる可能性がございます。予めご了承ください。
Twitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツールに関するよくある質問
Twitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツールはどこで入手できますか?
Twitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツールの使い方に関する問い合わせ方法は?
特定のツイートに「いいね」した人をリストアップできるツールはありますか?
本記事で紹介した「Twitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツール」では、.特定のツイートに「いいね」した人をリストアップすることができません。しかし、下記のツールであれば、特定のツイートに「いいね」した人をリストアップすることが可能です。
本記事で紹介した「Twitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツール」と同じような仕様になっているので、ご利用しやすいかと思います。
本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「ツイートに「いいね」したユーザー自動リストアップツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。ツイートに「いいね」したユーザー自動リストア[…]
ツールを利用中エラーが発生しました。エラーの解消方法はどこに記載されていますか?
本ツールで発生するエラーのほとんどのケースがTwitter APIに関連するエラーと予想されます。
下記の記事のQ&Aセクションでは、発生したエラー別の解消方法を詳しく記載しておりますので、まずはこちらをご参照ください。
本記事では、Twitter API有料化公式アナウンス後である2023年10月最新のTwitter APIの利用に必要な「API Key」&「API Key Secret」(OAuth1.0a利用の場合)の取得・確認方法、および「Clien[…]
GASラボのTwitter(X)自動化ツールのご紹介
GASラボでは主にGoogle Apps Script(GAS)を用いて自動化ツールを企画・開発しております。これまで開発したツールは2023年11月現在、100種類以上を超え、今後も随時新規で開発、公開する予定です。
GASラボでは、特にTwitter(X)の標準機能には搭載されていない機能を補完できるTwitter(X)自動化ツールを複数開発しております。ここでは、主なツールをご紹介します。
GASラボの開発した主なTwitter(X)自動化ツール
GASラボでは本記事で紹介したTwitter(X)リツイートユーザー一覧抽出ツール以外にも、Twitterを自動化できるツールを複数ご用意しております。是非ご覧ください。
本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「いいね済みツイート自動リストアップツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。いいね済みツイート自動リストアップツールの概要[…]
本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「Twitterブックマーク自動エクスポートツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。Twitterブックマーク自動エクスポートツールの[…]
本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「Twitterツリー形式ツイート予約投稿ツール(自動RT機能付き)」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。Twitterツリー形式ツイート[…]
本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「Twitterアナリティクス自動取得ツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。Twitterアナリティクス自動取得ツールの概要[…]