データベースの取り扱いに必須のSQL。エンジニアだけではなく、データを扱うデータアナリストやマーケターの方も学習される方が増えている技術領域です。
SQLの学習方法は様々な方法がありますが、本業などがある中で、貴重な時間を学習に投下していく上で、効率的な学習方法を模索されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
結論として、SQLの学習はデータベースなどの取り扱いとともにプログラミングスクールなどで基礎を固めた上で、独学で学習していくことが最もおすすめです。
本記事では、SQLを効果的に学ぶポイントからSQLを効率的に習得できるスクールの紹介、スクールの上手な選び方について紹介していきます。
本記事で最もお伝えしたいこと
・SQLはデータベースを操作するための言語。様々なデータベースを操作することができるため、適用範囲が広く、普及している言語です。
・初心者のSQLの学習には、プログラミングスクールでの基礎学習+独学で継続した学習することが効率的。
・SQLのおすすめのプログラミングスクールは「TechAcademy(テックアカデミー)」!
まずは押さえておきたい!SQLに関する基礎知識
まずは学習方法を検討する際の最低限の基礎知識として、SQLとは一体何か、使用できるとどんなメリットがあるのかについて整理しておきましょう。
【おさらい】SQLとは?
SQLとはデータベースを操作するための言語です。Oracle、MySQL、SQLServer、PostgreSQLなど、主要なデータベースでの操作に利用することができ、非常に適用範囲の広い点が特徴です。
最近では、データ分析・データ活用の需要が高まっており、エンジニアだけではなく、マーケターや事業企画・経営企画、データサイエンティストの方にも利用されるシーンが増えており、SQLを学習される方が増えています。
参考:MySQLとSQLの違い
MySQLとSQLは別物です。先述の通り、SQLは「データベースを操作するための言語」です。一方、MySQLは簡単に言えば、SQLを使用して操作する「データベースそのもの」と理解するといいでしょう。厳密に言うとMySQLは「データベース管理システム」に分類されます。
ちなみに、主要なデータベースには、MySQLの他に、PostgresSQLなどが存在します。
MySQLはオープンソースであり、無料で利用することができることから、世界中で支持されているデータベース管理システムです。
SQLを学ぶ3つのメリット
SQLを学ぶ主なメリットは次に挙げる3点です。
- 一般的なデータベースを操作できるようになる。(必要なデータの取り出し、分析ができる)。
- エンジニアにとっては、DBを使用したWEBアプリケーションなどでCRUDを実装できるようになる。
- エンジニアリングの領域だけではなく、BigQueryなどのビッグデータやBIツールなどでも活用できる。
SQLを利用できるようになると、開発現場だけではなく、データを分析するシーンでも利用できるようになります。SQLは他の言語などに比べても、利用できる機会が多いにも関わらず、学習コストも低く済む点が特徴的です。
SQLの習得はこんな方におすすめ!
SQLの習得はエンジニアを目指す方だけではなく、Webマーケターやデータサイエンティストを目指す方にも習得がオススメの技術です。
特に下記の条件に当てはまる方には、SQLを学習して損はないでしょう。
- 自分でデータベースを用いたWebアプリケーションを開発したい方
- データベースエンジニアを目指している方
- データベースを用いたデータ分析、データ活用に取り組みたい方
SQLを効果的に学ぶための3つのポイント
次に、SQLを効果的に学習するためのポイントも紹介します。基本的な流れは、基礎を身につけた上で、使用回数を重ねて応用力を身につける順序です。
1:SQLの基本的な使い方を体系的に取得する。
まずはSQLの基本的な使い方を体系的に学びましょう。「SELECT」や「WHERE」などよく利用する構文を理解することから始めます。SQLは文法がシンプルであるため、覚えなければならない知識は多くありません。そのため、比較的短時間で全体像を理解することができます。
2:実務現場での利用されるサンプルケースを想定し、SQLを書きながら学ぶ。
次に、実務現場でよく利用されるサンプルケースを想定して、SQLを使いながら、データの取得、検索、更新、削除などを実践してみましょう。
SQLを使ってデータを操作できるデータベースを用意して、学んだ構文を使用してデータを操作する練習をしておくと更に効果的に学ぶことができるでしょう。
3:自分の頭で考えて、SQLを使った実装やデータ取得などを繰り返してみる。
SQLに慣れてきたら、SQLを使った実装や分析などにチャレンジしていきましょう。繰り返し試行錯誤することで、現場で活きる実践的なスキルをスピーディーに習得することができるでしょう。エンジニアの方であれば、SQLを使ってCRUDの実装にチャレンジされることをおすすめします。また、SQLでの実装に慣れてきたら、ORMなどのより簡素にデータベース操作ができる技術の習得にチャレンジされることもおすすめです。
どんな人がスクール・講座でSQLを学ぶべき?スクールや講座でSQLを学ぶメリット
SQLの習得は独学でも可能ですが、スクールでSQLを学ぶメリットもあります。本セクションでは、スクールでSQLを学ぶメリットを整理し、どんな方がスクールでSQLを学ぶべきかについて解説します。
スクール・講座でSQLを学ぶ3つのメリット
スクールでSQLを学ぶメリットは大きく分けて3つあります。
- 正確な情報で基礎を学べるため、実践的なスキルの習得が早い。
- サンプルのデータベースを用意した上で、実際にSQLを書きながら、練習できる。
- 実務観点でどのように使うのかを理解できる。
こんな方は独学ではなく、スクール・講座での学習がおすすめ!
- 現在働きながらSQLの学習を始めようとしている方
- 実践的な知識の習得を意識して学習を進めたい方
SQLが学べるプログラミングスクール・講座を上手に選ぶ3つのPOINT
POINT1:不明点や疑問をすぐに解消できる体制があるか
SQLに限定せず、新しい言語の習得には疑問や不明点はつきものです。不明点や疑問点をすぐに解消できる環境で学ぶことで、挫折を予防することができるでしょう。
また、SQLを学ぶにあたって、現役のエンジニアに質問ができる環境がベストです。SQLの書き方によっては、データベース操作の処理に時間がかかってしまう書き方もあります。このような初心者では気づきにくい効率的なデータベース操作が実現できるテクニックを現役のエンジニアから教わることができるため、開発経験のあるエンジニアがメンターとしているスクールが理想的です。
POINT2:基礎的な文法のインプットだけではなく、サンプルデータベースを使用して学習ができるか
SQLを効果的に学習するポイントでも解説しましたが、SQLを学ぶ際には、文法・構文だけを学ぶだけではなく、サンプルのデータベースを使用してデータベース操作を繰り返し実践できるスクールがおすすめです。
データベースをゼロから準備することも独学では可能ですが、用意するのは少し手間です。データベースを事前に準備された状態から始められる点でもサンプルのデータベースを使用した学習ができるスクールが理想的です。
POINT3:受講費用と享受できるメリットのバランス
最後に受講に必要な費用と受講によって得られるメリットのバランスを見極めるようにしましょう。
価格は安いことに越したことがありませんが、価格が安ければ良いというわけではありません。「講座で学習できる範囲」や「学習サポートの充実度」、「カリキュラム」などのメリットがご自身にとってマッチするかを見極めて総合的に判断するようにしましょう。
参考:SQLが学べるプログラミングスクール・講座の費用について
スクール・講座によっては、SQLだけではなく、Web開発も一緒に学べるケースもあります。学ぶ範囲が広くなれば、学習期間も長くなり、受講料の総額は高くなります。しかし、SQLのみを学ぶ講座であれば、受講料は安くなります。
また、一般的にオフラインで受講できる講座よりもオンラインで受講できる講座の方が安くなります。
SQLが学べるプログラミングスクール・講座には、以上のような特徴があるため、それらを踏まえて判断していきましょう。
SQLの習得にベストなおすすめのプログラミングスクール
TechAcademy(テックアカデミー)
・TechAcademy(テックアカデミー)では、SQL単体のコースはありませんが、オリジナルのWEBアプリケーションを開発するカリキュラムの中に、SQLの学習が含まれています。主にRuby on Rails+SQLでの開発とLaravel+SQLでの開発のコースが選択できます。
・WEBアプリケーションの開発と一緒にSQLを学習することができるため、SQLの立ち位置や利用する場面を理解することができ、実践的なスキルを身につけることができる点が魅力です。
・TechAcademy(テックアカデミー)では、週2回のマンツーマンでメンタリングを受けることができ、コードのレビューや疑問点の解消が十分にできるため、初心者にとって心強い体制です。
おすすめのコース1:Webアプリケーションコース(Ruby on Rails)
https://techacademy.jp/course/rails
※参考:Ruby on Railsを学習できるおすすめのプログラミングスクールを特集した記事はこちら
Webプログラミング初学者にとって圧倒的に人気を誇る「Ruby on Rails(ルビーオンレイルズ)」。Ruby on Railsはプログラミング言語「Ruby」のフレームワークであり、Rubyの基礎学習を一通り終えた初学者が次のステップ[…]
おすすめのコース2:PHP/Laravelコース
https://techacademy.jp/course/php
※参考:PHPの人気のフレームワーク「Laravel」を学習できるおすすめのプログラミングスクールを特集した記事はこちら
PHPのフレームワークの中でも圧倒的な人気なLaravel。PHPの基礎学習を一通り終えた方々が次のステップとしてLaravelの学習を始める方が多いのではないでしょうか。Laravelの実践的なスキルの習得のためには、継続的な独学[…]
Winスクール
・受講料が非常に安い水準である「税込11,000円」+教材費という圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。
・基本情報技術者試験対策の講座であるため、基本的なSQLとデータベースについて理解することが目的となります。
・ただし、不定期の開催であるため、ご自身の都合のいいタイミングで受講できない可能性があります。その点は注意しましょう。
おすすめのコース:体感学習!触って理解するデータベース&SQL(基本情報技術者試験対策)
https://www.winschool.jp/webinar/it/fe1_db.html
SQLと一緒にMySQLを学べるおすすめのスクール
KENスクール
・多くのWEBアプリケーションで使用されデータベースMySQLとSQLをダブルで学習することができます。
・受講時間、受講期間も比較的短めであるため、集中して学習ができる点が魅力です。
・また、あらゆるケースでのSQL構文をマスターすることを目的としており、初心者の方でも実践的なスキルを身につけられるカリキュラムになっています。
おすすめのコース:SQL講座(MySQL)
https://www.kenschool.jp/Program/course/db/
SQLの学習によくある疑問Q&A
Q.SQLをプログラミングスクール以外で学ぶ入門者におすすめの学習方法は?
おすすめの学習法:動画プラットフォーム「Udemy」での学習
Udemyはオンラインで動画学習できるプラットフォームです。Udemyには、SQLの講座が複数用意されています。また、初学者を配慮した構成になっており、SQLだけではなく、MySQLなどのデータベースの基礎を学べる講座もいくつかあります。Udemyでは、講座は購入すれば、いつでも、何回でも視聴でき、セール時期やクーポンを利用して購入すれば、2,000円以下での購入も可能です。
▼おすすめのSQLの講座:MySQLでデータベース基礎とSQLをゼロから学ぶ!挫折させないSQL講座
https://www.udemy.com/course/uz-sql-kiso/
Q.東京でオフラインで受講できるSQL講座はある?
東京でオフラインで受講できるオススメのSQL講座は、本記事で紹介しました「KENスクール」が用意する「SQL講座(MySQL)」です。この講座であれば、リーズナブルな価格で、SQLのよく利用する構文をマスターすることができるでしょう。MySQLについてもダブルで学べる点も魅力です。
まとめ
SQLはエンジニア以外でデータベースを取り扱うデータサイエンティストやWebマーケターの方にオススメの技術です。現場で利用できるレベルの技術を効率的に習得するのであれば、スクール・講座を利用した学習が理想的です。
スクールや講座でSQLを学ぶ際には、データベースを実際に操作するカリキュラムがあり、疑問点をすぐに解消できるスクールを最低限選ぶようにしましょう。