本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「YouTubeショート動画一括判定ツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。
YouTubeショート動画一括判定ツールの概要
本ツールは、YouTube動画の動画IDをもとにショート動画かどうかを判定するツールです。
- YouTube動画が通常動画かショート動画かを一括判定
- 一度に複数の動画を判定可能
- 動画タイトルやサムネ、再生数、いいね数、コメント数などの指標も同時に取得可能
YouTubeには、通常の動画以外に60秒以内の「ショート動画」があります。
TikTokのように短時間でサクッと視聴できることから、近年ショート動画を投稿する方も増えてきています。
YouTubeチャンネルを運営されている方なら、自身の動画や競合チャンネルの動画を分析する際、ショート動画かどうかを判定する必要がでてくるでしょう。
しかし、大量の動画を一つずつチェックしていくのは、とても時間がかかります。
本ツールは、そんな労力のかかる作業を一括で完結できます。
一度に複数のYouTube動画をショート動画かどうか判定できるだけでなく、再生数やいいね数、コメント数など動画分析に必要な指標も同時に取得可能です。
なお、本ツールはGoogle Apps Script(GAS)を利用しており、ソフトのインストール作業などは発生しません。
Googleスプレッドシートが利用できる環境であれば、簡単な操作でどなたでもご利用いただけます。
自身の運営チャンネルの動画管理や、競合チャンネルのリサーチ、分析などにぜひ本ツールをご活用ください。
YouTubeショート動画一括判定ツールの3つの特徴
YouTubeの動画IDをもとに、ショート動画を一括判定!
- 本ツール(Googleスプレッドシート)にリストアップした「YouTube動画ID」をもとに、動画がショート動画であるかを一括判定することができます。
- 単一の動画IDのみではなく、複数の動画IDを一括で判定可能です。
分析に便利な各動画のパフォーマンスデータも一括取得!
- 本ツールでは、ショート動画かを一括判定するだけではなく、リストアップされた動画IDの動画それぞれのパフォーマンスデータもYouTube APIを利用して一括取得します。
- 取得できるデータは、「動画再生数」「いいね数(高評価数)」、「コメント数」など、分析に利用できる数値データも取得します。もちろん、動画のタイトルやサムネイル情報もカバーしています。
入力とクリックのみのシンプルな操作!初心者でも簡単に利用可能!
- 本ツールのご利用方法はシンプルです。
- 入力とクリックのみで操作できるツールであるため、Excelやスプレッドシートなどの表計算ソフトの使用経験がある方であれば、簡単にご利用いただくことができます。
- 手間のかかるAPIの設定などもございません。
YouTubeショート動画一括判定ツールはこんな方にオススメ!
- YouTubeチャンネルを運営されている方
- デジタル・SNSマーケティングに関わる仕事をしており、YouTubeのデータを分析したい方
- 動画広告を運用・管理されている方
YouTubeショート動画一括判定ツールのご利用マニュアル
STEP1:ご購入された本ツール(Googleスプレッドシート形式)をコピー
本ツールは自動化のスクリプト「GAS(Google Apps Script)」が実装された「Googleスプレッドシート形式」のツールです。オリジナルのツールは「閲覧権限のみ」に制限されています。
本ツールの自動化メニューをご利用いただくためには、閲覧権限のみのオリジナルのツール(スプレッドシート)自体を一度コピーしていただく必要があります。
スプレッドシートのツールバーにあります「ファイル」→「コピーを作成」をクリックして、自動化メニューが有効なコピーファイルを生成してください。
コピーシートには自動化プログラムも一緒にコピーされますので、難解なプログラムコードを編集する必要性はありませんので、ご安心ください。
STEP2:「動画IDリスト」にYouTube動画IDをリストアップ
次に、ショート動画の判定およびパフォーマンスデータの取得をしたいYouTube動画のIDをリストアップします。
本ツールの「動画IDリスト」シートのA列「YouTube動画ID」欄に動画IDをリストアップしましょう。
参考:YouTubeの動画IDとは?
YouTube動画IDとは、YouTubeの各動画を区別するためのユニークな文字列です。これは動画のURLに含まれており、動画をシェアしたり、他人に特定の動画を探してもらうのに役立ちます。
YouTube動画IDはYouTube動画のURLから取得できます。
動画のURLをチェックし、「https://www.youtube.com/watch?v=」の後に続く「&」までの文字列が動画IDです。
例:動画URLが「https://www.youtube.com/watch?v=3FJVpPKc9TI」の場合、
動画ID:「3FJVpPKc9TI」
動画IDはYouTube動画の検索にも利用できます。YouTubeの検索バーに動画IDを打ち込むだけで、その動画をすぐに見つけることができます。
STEP3:メニューより「一括判定」を実行
最後に、リストアップしたそれぞれの動画IDごとのショート動画判定やデータ取得を一括で実施してみましょう。
本ツール独自でご用意している「メニュー」より「一括判定」を実行してください。
初めて本ツール独自の自動化メニューを実行する際には、初回認証プロセスが必要となります。初回認証プロセスの進め方は下記の記事に記載しておりますので、そちらをご参照ください。
メニュー実行後、「動画IDリスト」シートに、ショート動画判定結果や、YouTube APIで取得された各種データが出力されます。
※「YouTube動画ID」列が空欄の行や「取得日時」列が空欄ではない行は処理がスキップされます。予めご了承ください。
本ツールで取得・出力できるデータ一覧
本ツールで動画IDをもとに取得・出力できるデータ一覧は下記となります。
再生数やいいね数、コメント数、投稿日時も取得できますので、分析やリサーチにご利用ください。
- 判定結果(ショート動画か通常動画かを判定、データ取得失敗の場合はエラー情報を出力)
- 動画URL
- タイトル
- サムネイル画像
- 再生数
- いいね数
- コメント数
- 投稿日時
- チャンネル名
- チャンネルID
- 取得日時
参考:動画IDリストシートクリア機能もご用意しております。
「動画IDリスト」シートをクリアしたい場合、ワンクリックで「動画IDリスト」シートをクリアできる「動画IDリストシートクリア機能」もご用意しております。必要に応じてご利用ください。
YouTubeショート動画一括判定ツール:ご利用上の注意点
- 本ツールの利用には、Googleアカウントが必要になります。
- 本ツールはYouTube Data APIを使用して情報を取得しております。場合によっては、一時的に情報が取得できない場合や、情報の取得が失敗するケースもございます。予めご了承ください。また、1日の情報取得制限もあります。これらのリスクについては、予めご了承ください。
- 本ツールは公開動画のみ対応可能です。
- 本ツールの利用で発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。
- 本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。処理時間を超える場合には、データの取得・出力が完了できないケースもございますので、予めご了承ください。
- ツールおよびプログラムの著作はGASラボにあります。無断での転載・再販・配布・共有やソースコードのコピーは固く禁止しております。
- 本ツールは初回利用時に「認証・許可プロセス」が発生します。認証・許可を下記の記事を参考に進めて下さい。
- 本ツールはYouTube Data APIの仕様変更に伴い、ツール自体の仕様が変更になる可能性やアップデートされる可能性、情報が取得・操作できなくなる可能性がございます。予めご了承ください。