本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「YouTubeショート動画検索リサーチツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。
YouTubeショート動画検索リサーチツールの概要
本ツールは、YouTubeショート動画のキーワード検索・リサーチができるツールです。
- 指定したキーワードにヒットする「YouTubeショート動画」のみを最大150件リストアップ
- 該当するショート動画のタイトルや1日あたりの再生回数、いいね数、コメント数などの情報も取得可能
- 取得した情報はすべてGoogleスプレッドシートに出力
YouTubeのショート動画は、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する若者に非常に人気となっています。
また、2023年2月からは収益化が可能となったこともあり、長尺動画ではなくショート動画の制作や投稿に取り組む方も増えてきました。
YouTubeショート動画も通常の動画と同様に、いかに多くのユーザーに再生されるかが重要です。
そして、多くのユーザーに再生される動画を作成するには、リサーチが必須となります。
しかし、YouTubeで普通にキーワード検索をかけると、長尺動画とショート動画がどちらもヒットしてしまいます。
さらに、各ショート動画の定量的な情報を得るには、動画一つ一つにアクセスして手入力を行わなければなりません。
本ツールは、そのような作業を自動化して効率良くショート動画のリサーチを実現するツールです。
リサーチしたいキーワードを指定すれば、検索にヒットするショート動画最大150件をリストアップします。
リストアップしたショート動画の情報には、動画タイトルやサムネイル、説明文、公開後1日あたりの再生回数にいいね数などリサーチに必要な情報も含まれています。
これらの情報はすべてGoogleスプレッドシートに出力されるため、情報の整理や加工、共有にも便利です。
なお、本ツールはGoogleスプレッドシート形式のツールなので、スプレッドシートが利用できるパソコンであれば、WindowsでもMacでもご利用いただけます。
YouTubeのショート動画の制作に携わる方や、ショート動画を使ったマーケティングを行う方は、ぜひ本ツールを活用して効率良くリサーチを進めてみてください。
YouTubeショート動画検索リサーチツールの3つの特徴
お好みのキーワードの検索結果のうち、ショート動画データのみを抽出!
- 指定したキーワードで検索した結果のうち、YouTubeショート動画のデータを最大上位150件自動取得します。
- 取得できるショート動画のデータは動画の再生数、いいね数、コメント数といった分析に便利な定量データはもちろん、動画のタイトル、URL、サムネイル画像、タグなど動画の基礎情報もカバーしています。
- ショート動画の実力値をより手軽に可視化するため、1日あたりの再生数やいいね数、コメント数も自動計算するリサーチツールになっています。
データの出力先は分析・加工に便利なGoogleスプレッドシート
- 本ツールで取得したショート動画データの出力先はGoogleスプレッドシートです。そのため、分析・加工も容易です。
入力とクリックのみのシンプルな操作!初心者でも簡単に利用可能!
- 本ツールのご利用方法はシンプルです。
- 入力とクリックのみで操作できるツールであるため、PCの基本操作ができる方であれば、簡単にご利用いただくことができます。
- 手間のかかるAPIの設定などもございません。
YouTubeショート動画検索リサーチツールはこんな方にオススメ!
- YouTubeショート動画のトレンドを手軽に把握したい方
- ショート動画のクリエイター・マーケター
- ショート動画に限定したリサーチを効率化したい方
YouTubeショート動画検索リサーチツールのご利用マニュアル
STEP1:ご購入された本ツール(Googleスプレッドシート形式)をコピー
本ツールはGAS(Google Apps Script)の自動化スクリプトが組み込まれたGoogleスプレッドシート形式のツールです。ご購入当初は安全のため「閲覧権限のみ」に制限されています。
本ツールを利用するためには、オリジナルのスプレッドシートのツールバーの「ファイル」→「コピーを作成」をクリックして、ツールのコピーを作成いただく必要があります。
コピーシートにはプログラムも一緒にコピーされますので、コードを編集する必要性は全くありませんので、ご安心ください。
STEP2:「メニュー」より「キーワードリサーチ開始」を実行し、検索
次に、キーワード検索してYouTubeショート動画のデータを取得します。
本ツール独自でご用意している「メニュー」より「キーワードリサーチ開始」をクリックして実行してください。
初めて本ツール独自の自動化メニューを実行する際には、初回認証プロセスが必要となります。初回認証プロセスの進め方は下記の記事に記載しておりますので、そちらをご参照ください。
その後、リサーチキーワードを入力するテキストボックスが表示されますので、お好みのキーワードを記載して「OK」をクリックします。
その後、指定したキーワードで検索処理が走り、検索結果のうち最大上位150件のYouTubeショート動画のデータが本ツールの「出力結果」シートに出力されます。
仕様補足
- 本ツールにおける「検索結果上位」とはYouTube Data APIを利用してデータを取得した際の検索結果上位となります。YouTubeのWebサイトの検索結果と必ず一致するとは限りません。予めご了承ください。
- 「キーワードリサーチ開始」メニューを実行するたびに、「出力結果」シートはクリア・上書きされますので、ご注意ください。必要に応じて、出力結果はコピペなどで別のシートにバックアップしてご利用ください。
- 「出力結果」シートのP列以降は自動計算の関数が設定されています。削除されないようご注意ください。また、ソート(並び替え)を実施すると、関数が機能しなくなりますので、ソート(並び替え)をする場合には、別のシートなどに値をコピー・ペーストいただき、分析されることを推奨いたします。
参考:「出力結果シートクリア」機能もご用意しております。
出力結果シートをクリアしたい場合、ワンクリックで出力結果シートをクリアできる「出力結果シートクリア機能」もご用意しております。必要に応じてご利用ください。
参考:本ツールで取得・出力できるデータ一覧
本ツールでは、YouTube Data APIを利用して各YouTubeショート動画データを自動取得しております。また、本ツール独自で自動計算したデータも出力されます。
本ツールで取得・出力できるデータ一覧をご紹介します。
- リサーチ対象キーワード
- 動画タイトル
- サムネイル
- 動画説明文
- ビデオID
- 動画URL
- チャンネルタイトル
- チャンネルID
- 再生回数
- like数
- コメント数
- 動画の長さ
- 動画投稿日時
- キーワードタグリスト
- 投稿後経過日数
- 再生回数/日
- like数/日
- コメント数/日
※動画やチャンネルの設定、APIの制限などによってはデータを取得できないケースがあります。
YouTubeショート動画検索リサーチツール:ご利用上の注意点
- 本ツールの利用には、Googleアカウントが必要になります。
- 本ツールはYouTube Data APIを使用して情報を取得しております。場合によっては、一時的に情報が取得できない場合や、情報の取得が失敗するケースもございます。予めご了承ください。また、1日の情報取得制限もあります。これらのリスクについては、予めご了承ください。
- 本ツールの利用で発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。
- 本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。処理時間を超える場合には、データの取得・出力が完了できないケースもございますので、予めご了承ください。
- ツールおよびプログラムの著作はGASラボにあります。無断での転載・再販・配布・共有やソースコードのコピーは固く禁止しております。
- 本ツールは初回利用時に「認証・許可プロセス」が発生します。認証・許可を下記の記事を参考に進めて下さい。
- 本ツールはYouTube Data APIの仕様変更に伴い、ツール自体の仕様が変更になる可能性やアップデートされる可能性、情報が取得・操作できなくなる可能性がございます。予めご了承ください。