SlackエクスポートJSONデータ変換ツール

SlackエクスポートJSONデータ変換ツールご利用ガイド

  • 2023年10月31日
  • 2023年11月3日
  • GASラボ

本記事では自動化ツールやAIツールを企画開発するGASラボの「SlackエクスポートJSONデータ変換ツール」の概要・使い方、入手方法、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。

【はじめに】SlackエクスポートJSONデータ変換ツールとは

SlackエクスポートJSONデータ変換ツール

本ツールは、SlackでエクスポートしたJSONデータを見やすい「Googleスプレッドシート」形式に簡単に変換するツールです。

  • SlackのエクスポートJSONデータをまるごとスプレッドシートに変換して出力
  • JSONデータではユーザーIDになってしまうユーザー名も、ユーザー名としてそのまま表記
  • チャネルごとにスプレッドシートを分けてダウンロードも可能

Slackの無料アカウントでは、直近90日間以前のデータは閲覧できなくなってしまいます。

そのため、過去のメッセージをダウンロードしてバックアップしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、Slackの標準機能を使ってメッセージをダウンロードした場合、「JSON形式」になってしまうため扱いにくいのがデメリットです。

そこで本ツールを使えば、JSONデータを見やすいGoogleスプレッドシートに変換して出力できるため、バックアップデータとして扱いやすくなります。

また、JSONデータでは「ユーザーID」として表示されてしまうユーザー名も、本ツールならユーザー名のまま表示可能です。

加えて、チャネルごとにスプレッドシートを分けてダウンロードすることもできるため、ダウンロードしたデータの共有も簡単に行えるでしょう。

Googleスプレッドシートが利用できるパソコンであれば、WindowsでもMacでもご利用可能です。

Slackの無料プランを利用していて、定期的にメッセージデータをダウンロードしてバックアップしたい方におすすめです。

 

 

SlackエクスポートJSONデータ変換ツールの3つの特徴

  1. SlackのエクスポートJSONデータをまるごとスプレッドシートに変換

    • Slackの標準エクスポート機能でダウンロードしたzipファイルをスプレッドシート形式に変換します。
    • チャネルごとにスプレッドシートファイルを分けて、メッセージを保存できます。
  2. ユーザー名もわかりやすく変換

    • 通常のSlackのエクスポートJSONファイルでは、ユーザー名がユーザーIDとなっており、非常にわかりにくいものとなっています。
    • スプレッドシートに変換するタイミングで、ユーザーIDをわかりやすいユーザー名に変換します。
  3. 入力とクリックのみ!初心者でも安心の簡単操作

    • 操作は入力とクリックのみで、専門的な知識は必要ありません。
    • プログラミングコードを編集する必要もございません。
    • エクセルやスプレッドシートを利用した経験が少しでもある方であれば、簡単に操作することができます。

SlackエクスポートJSONデータ変換ツールはこんな方におすすめ

  • Slackのメッセージを手軽にバックアップしておきたい方
  • Slackの無料プランをご利用中の方
  • ノンプログラマーの方でコード編集に不安がある方

 

 

SlackエクスポートJSONデータ変換ツールご利用マニュアル

STEP1:本ツール(Googleスプレッドシート)をコピー

本ツール(Googleスプレッドシート)をコピー

 

本ツールは自動化スクリプト「Google Apps Script(GAS)」が実装されたGoogleスプレッドシート型の自動化ツールです。

ツール配布リンクより入手できるツールは、安全のため「閲覧権限のみ」に制限しております。

本ツールに実装された自動化メニューをご利用いただくには、本ツールのコピーを生成する必要があります。

スプレッドシートのツールバーの「ファイル」→「コピーを作成」をクリックして自動化メニューが有効になったコピーツールを生成してください。

コピーシートにはプログラムも一緒にコピーされますので、コードを編集する必要性は全くありませんので、ご安心ください。

STEP2:SlackでエクスポートしたzipファイルをGoogleドライブにアップロード

SlackでエクスポートしたzipファイルをGoogleドライブにアップロード

 

次に、Slackの標準エクスポート機能でダウンロードしたzipファイルを解凍せず、そのままGoogleドライブのお好きな場所へアップロードしてください。

※zipファイルを解凍してアップロードした場合、エラーとなりますので、ご注意ください。

 

STEP3:GoogleドライブにアップロードしたzipファイルのURLを取得

GoogleドライブにアップロードしたzipファイルのURLを取得

次に、GoogleドライブにアップロードしたzipファイルのURLを取得します。

対象のzipファイルの上で右クリックをすると、「リンクを取得」メニューがあるので、こちらでリンクを取得してください。

 

STEP4:取得したzipファイルのURLを「設定シート」に貼り付け

取得したzipファイルのURLを「設定シート」に貼り付け

次に、取得したzipファイルのURLを本ツールの「設定シート」の「slackからエクスポートされたzipファイルのURL@Googleドライブ」に貼り付けます。

 

STEP5:「メニュー」より「Slackをスプレッドシートに変換」をクリック

「メニュー」より「Slackをスプレッドシートに変換」をクリック

最後に、本ツールに実装された自動化メニューを利用して、エクスポートファイルをスプレッドシートに変換しましょう。

ツールバーに本ツール独自の「メニュー」が用意されています。

「メニュー」より「Slackをスプレッドシートに変換」をクリックしてください。

「Slackをスプレッドシートに変換」をクリックすると、エクスポートJSONデータを元に、「チャネル一覧シート」へご自身の属するSlackの情報(チャネルID、チャネル名)および、出力先スプレッドシートのURLなどの情報が出力されます。

出力イメージ
出力イメージ

※同時にユーザー一覧シートにもユーザー情報が追加されていきます。

ユーザー一覧シートの出力イメージ
ユーザー一覧シートの出力イメージ

※スプレッドシートへのSlackメッセージの出力例

※スプレッドシートへの出力例
※スプレッドシートへの出力例

※上記の出力イメージではカラム名の列は色をつけて加工しています。
※列幅も少し加工しています。

 

【TIPS】2回目以降の変換について

継続的に本ツールをご利用いただく方を想定して、2回目以降の挙動について補足させていただきます。

本ツールを一度ご利用されて、Slackのエクスポートデータをスプレッドシートに変換したことがある場合、本ツールの「チャネル一覧」シートや「ユーザー一覧」シートに情報が出力されています。

これらの情報を残しておくと、次に新しい期間でエクスポートしたデータを変換した場合、新規のデータのみが各チャネルのスプレッドシートに追加されていきます。
(変換の都度、新しくスプレッドシートが生成される仕様ではございません。)

本ツールの場合、2回目以降の手間はどうしても発生してしまいますので、Slackのエクスポート作業を自動化したい方は下記のツールがオススメです。

 

SlackエクスポートJSONデータ変換ツール:ご利用上の注意点

  • 本ツールを利用するためには、GoogleアカウントおよびSlackのエクスポートデータ(zipファイル)が必要になります。

  • 変換されたメッセージが大量になった場合、スプレッドシートの上限セル数に達する可能性もございます。スプレッドシートの上限に至った場合、出力先ファイルを変更するなどして対応して下さい。

  • 本ツールを利用することで発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。

  • ツールおよびプログラムの著作はGASラボにあります。無断での転載・再販・配布・共有やソースコードのコピーは固く禁止しております。

  • 本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。そのため、チャネルやメッセージが大量である場合には、処理を完了できない可能性もあります。予めご了承ください。

  • 本ツールは初回利用時に「認証・許可プロセス」が発生します。認証・許可を下記の記事を参考に進めて下さい。

 

SlackエクスポートJSONデータ変換ツールに関するQ&A

SlackエクスポートJSONデータ変換ツールはどこで入手できますか?

2023年10月現在、SlackエクスポートJSONデータ変換ツールは下記のプラットフォームにて公開しております。

“users.jsonが見つかりませんでした”というエラーが表示されます。

このエラーは、Googleドライブに圧縮ファイルをアップロードされる際に、圧縮ファイルが展開されたものをアップロードされてしまっていることが主な原因です。
.zip形式の展開前の圧縮ファイルをアップロードし、URLを取得してご利用ください。

SlackエクスポートJSONデータ変換ツールの使い方に関する問い合わせ方法は?

ご購入されたプラットフォームそれぞれのお問い合わせ方法に従ってお問い合わせください。
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