本記事では自動化ツールやAIツールを企画開発するGASラボの「Instagram最新リール投稿検索リサーチツール」の概要・使い方、入手方法、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。
- 1 Instagram最新リール投稿検索リサーチツールの概要
- 2 Instagram最新リール投稿検索リサーチツールご利用マニュアル
- 2.1 STEP1:ご購入されたGoogleスプレッドシート形式の本ツールをコピー
- 2.2 STEP2:Instagram API利用の設定・情報取得し、「設定」シートに貼り付け
- 2.3 STEP3:メニューから「Instagramアカウント一覧を更新」を実行
- 2.4 STEP4:メニューから「長期トークンを発行」を実行
- 2.5 STEP5:設定シートにて「ハッシュタグ」や「最大取得投稿数」を指定
- 2.6 STEP6:「メニュー」より「ハッシュタグIDを取得」を実行
- 2.7 STEP7:「メニュー」より「データ取得」を実行(動作テスト)
- 2.8 STEP8:「メニュー」より「データ取得の定期実行を開始」をクリック
- 3 Instagram最新リール投稿検索リサーチツールで取得できるデータ
- 4 Instagram最新リール投稿検索リサーチツール:ご利用上の注意点
- 5 Instagram最新リール投稿検索リサーチツールに関するQ&A
- 6 GASラボのInstagram関連の自動化ツールのご紹介
Instagram最新リール投稿検索リサーチツールの概要
本ツールは、Instagramの特定のハッシュタグで検索した最新リール投稿を自動取得できるツールです。
- 特定のハッシュタグで検索した最新リール投稿を自動取得
- 1時間に1度検索・取得した最新リール投稿の情報はGoogleスプレッドシートに記録
- 「いいね数」や「コメント数」などの公開エンゲージメントデータを網羅
Instagramはフィードやリール、ストーリーズなどさまざまな投稿方法がありますが、動画投稿できるリールは近年非常に需要が高まっています。
こうした背景から、Instagramのリール投稿に注力されている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、リール投稿のエンゲージメントを伸ばすためには、競合調査がかかせません。
本ツールは、Instagramの特定のハッシュタグで検索した最新リール投稿をリストアップすることが可能です。
リサーチしたいハッシュタグの最新リール投稿を1時間に1回検索・取得します。
取得したデータはGoogleスプレッドシートに記録されます。
「いいね数」や「コメント数」などの公開エンゲージメントデータが取得できるため、リール投稿の定量的な分析の効率をアップできます。
なお、本ツールは買い切り型で、月々の費用は発生しません。
Googleスプレッドシートが利用できるパソコンなら、OSも関係なくどなたでもご利用いただけます。
Instagramアカウントを運用している方、リール投稿のリサーチを効率化したい方におすすめのツールです。
Instagram最新リール投稿検索リサーチツールの3つの特徴
特定のハッシュタグで最新のリール投稿を自動で取得&リストアップ
- 特定のハッシュタグの最新リール投稿を、1時間に一度自動で取得して出力することができます。
- 取得したデータの出力先はGoogleスプレッドシート(本ツール)です。
- 複数のハッシュタグを指定してリール投稿データを取得することも可能です。
定量分析に役立つ公開エンゲージメントデータも取得
- 本ツールでは、定量分析に役立つ「いいね数」「コメント数」などの公開エンゲージメントデータも各リール投稿ごとに取得して出力していきます。
初心者でも安心の画像つき設定・操作マニュアルあり
- 本ツールはInstagramAPIを利用して情報の取得を操作しております。
- Instagram APIを利用するためには初期設定が必要になりますが、画像つきのマニュアルをご用意しておりますので、初心者の方でもご安心ください。
Instagram最新リール投稿検索リサーチツールはこんな方におすすめ
- 競合の最新リール投稿を効率的にリサーチしたい方
- ショート動画クリエイター、インスタ運用をされている方
- 特定の領域のリール動画のデータを自動でエクスポート・蓄積したい方
Instagram最新リール投稿検索リサーチツールご利用マニュアル
STEP1:ご購入されたGoogleスプレッドシート形式の本ツールをコピー
本ツールは自動化プログラム「GAS(Google Apps Script)」を実装した「Googleスプレッドシート形式」のツールです。
ツールの配布当初は、安全のため「閲覧権限のみ」に制限しています。
本ツールの自動化メニューを有効にするためには、本ツール(スプレッドシート)のコピーを生成する必要があります。
本ツール(スプレッドシート)のツールバーの「ファイル」→「コピーを作成」をクリックすると、自動化メニューが有効になったツールのコピーを生成することができます。
コピーシートにはプログラムも一緒にコピーされますので、コードを編集する必要性は全くありませんので、ご安心ください。
STEP2:Instagram API利用の設定・情報取得し、「設定」シートに貼り付け
本ツールではInstagram APIを利用してハッシュタグの自動検索および、最新リール投稿データの自動取得をしております。
そのため、Instagram APIの利用に必要な情報(App ID、App secret、短期トークンの3点)が必要となります。
本ツールをご利用いただく上で、「アクセス許可の設定」にて必要な権限(pages_show_list、instagram_basic)を設定するようにしてください。
※参考:Instagram APIの利用に必要な情報の取得方法や設定方法については下記の記事で詳しく解説しておりますので、こちらをご参照の上、手続きを進めてください。
「App ID」「App secret」「短期トークン」の3点を取得しましたら、本ツールの「設定シート」の各項目に貼り付けます。
STEP3:メニューから「Instagramアカウント一覧を更新」を実行
本ツールのツールバーに独自の「メニュー」が用意されています。
「メニュー」より「Instagramアカウント一覧を更新」をクリックします。
初めて本ツール独自の自動化メニューを実行する際には、初回認証プロセスが必要となります。初回認証プロセスの進め方は下記の記事に記載しておりますので、そちらをご参照ください。
その後「設定」シートの「アカウント」の欄がプルダウンで選択できるようになるので、本ツールで利用するアカウントを選択します。
※「Instagramアカウント一覧を更新」メニューを実行すると、本ツールの「Instagramアカウント一覧」シートが更新されます。
「Instagramアカウント一覧を更新」をクリックした際に、下記のエラーが発生する場合の対処方法
表示されるエラー:「Facebookページに紐づくインスタグラムアカウントを取得できませんでした。トークン発行からやり直してください。トークンを発行する際、インスタグラムのアカウントのチェックボックスをオンにするのを忘れないでください。」
対応方法:ご不便をおかけしますが、下記のページの手順をお試しいただけますと幸いです。
STEP4:メニューから「長期トークンを発行」を実行
次に、本ツール独自の「メニュー」より「長期トークンを発行」をクリックします。
「長期トークンを発行」を実行すると、本ツールの「設定」シートの「長期トークン」の欄に長期トークンの値が出力されます。
本ステップまでで「Instagram設定」の欄の「App ID」「App secret」「短期トークン」「アカウント」「長期トークン」の5点全ての情報が埋まっていればOKです。
Instagram APIの利用ができる準備が整いました。
STEP5:設定シートにて「ハッシュタグ」や「最大取得投稿数」を指定
次に最新リール投稿を検索するための「ハッシュタグ」と「最大取得投稿数」を指定します。
ハッシュタグの設定について
設定シートの「ハッシュタグ」の項目にて、最新投稿を取得したいハッシュタグを入力して指定します。
- 設定できるハッシュタグは単一のハッシュタグはもちろん、複数のハッシュタグを設定することが可能です。
- 複数のハッシュタグを設定する場合には、コンマ(,)区切りにて入力してください。
参考:本ツールで設定できるハッシュタグの最大値について
Instagram APIの制限で、1週間で検索できるハッシュタグの上限数は「30」までとなります。
<例>
- ハッシュタグ「東京」でデータ取得→別の日時でハッシュタグ「東京」でデータ取得
- この場合、カウントは「1」となります。
- ハッシュタグ「東京,ボストン」でデータ取得
- この場合、カウントは「2」となります。
- ハッシュタグ「東京,ボストン」でデータ取得→別の日時でハッシュタグ「東京」でデータ取得
- この場合、カウントは「2」となります。
最大取得投稿数について
設定シートの「最大取得投稿数」の項目にて、1つのハッシュタグあたり取得する最新投稿の件数を数字で入力して指定します。
- Instagram APIの仕様上、1時間あたりの取得数は200件が上限となります。そのため、複数のハッシュタグを指定する場合などは、取得数をご自身で調整いただく必要があります。
- デフォルト(空欄の場合)は「20件」となります。
- 本ツールの仕様上、取得した最新投稿のうち、「リール投稿」にあたるもののみをフィルタリングして出力する仕様となっておりますので、「最大取得投稿数=最新リール投稿件数」とは限りません。
STEP6:「メニュー」より「ハッシュタグIDを取得」を実行
最新リール投稿を検索してリストアップするためには、入力して指定したハッシュタグのハッシュタグIDを事前に取得する必要があります。
本ツール独自の「メニュー」より「ハッシュタグIDを取得」をクリックします。
設定シートの「ハッシュタグID」の欄に自動で取得された「ハッシュタグID」が出力されます。
注意点
STEP5にて入力した「ハッシュタグ」が変更になった場合には、再度「メニュー」より「ハッシュタグIDを取得」を実行してください。
STEP7:「メニュー」より「データ取得」を実行(動作テスト)
ここまでのステップが完了しましたら、設定が正しくできているかを確認するため、手動でデータ取得をして動作テストをしてみましょう。
本ツール独自の「メニュー」より「データ取得」をクリックします。
「データ取得」を実行すると、指定されたハッシュタグで最新投稿を検索し、リール投稿データのみがフィルタリングされて「投稿一覧」シートに出力されます。
また、「リクエスト履歴」シートに、データ取得した件数(リクエスト回数)が記録されていきます。
Instagram APIの仕様上、1時間あたりの取得数は200件が上限となりますので、目安としてご利用ください。
問題なく情報の取得および情報の出力がされていることが確認できれば、動作確認は完了です。
本STEPが正しく実行されない場合やエラーが発生する場合は、STEP7までの設定に何らか問題がある可能性が高いため、STEP1からSTEP6までを改めて確認してみてください。
※参考:Instagram最新リール投稿検索リサーチツールの「データ取得」機能の仕様
- 本ツールの仕様として、取得した最新投稿のうち、「リール投稿」にあたるもののみをフィルタリングして出力する仕様となっておりますので、「最大取得投稿数=最新リール投稿件数」とは限りません。また、ハッシュタグによってはリール投稿は「0件」である可能性があります。
- データのサイズが大きい場合や、同時に取得するハッシュタグが多い場合、接続の状況によってはデータ取得が失敗する可能性もあります。
- また、InstagramのAPIの仕様で一定時間内のリクエストの数の制限を超えてしまい、データ取得が失敗するケースもあります。この場合、レート制限の問題で取得できなかった旨が表示されますので、「最大取得投稿数」を見直していただき、時間をおいて再度お試しください。
- 仮に取得したデータのうち、「投稿一覧シート」に既に存在する投稿データである場合には、最新の情報に更新され、「投稿一覧シート」に存在しない新しいデータである場合には、投稿一覧シートの最後尾にレコードが追加されていきます。
- 本ツールでは、リール投稿以外のデータは取得できません。
投稿一覧シートに出力された投稿データの取扱上の注意点
「投稿一覧」シートに蓄積されたデータを確認・分析する上で、下記の操作は問題ございません。
- データの並び替え
- フィルター機能の利用
- 最終列以降の列の追加
ただし、データを加工する場合には下記にご注意ください。
- すでに存在する列の間での新しい列の挿入
- すでに存在する列の間での新しい列の削除
STEP8:「メニュー」より「データ取得の定期実行を開始」をクリック
最後に、最新リール投稿のデータ取得を自動化しましょう。
(データ取得を自動化しない場合は、本ステップは不要です)
本ツール独自の「メニュー」より「データ取得の定期実行を開始」をクリックします。
本自動化メニューを実行すると、1時間に1度予め設定された条件にて最新リール投稿を自動取得し、「投稿一覧」シートが更新されるようになります。
本メニューを実行後はPCやツールを開いていなくても自動で動作します。
※参考:データ取得の定期実行停止機能のご案内
データ取得の定期実行をストップしたい場合は、独自の「メニュー」より「データ取得の定期実行を停止」をクリックしてください。
このメニューの実行以降の最新リール投稿データの取得・記録処理がストップされます。必要に応じてご利用くださいませ。
Instagram最新リール投稿検索リサーチツールで取得できるデータ
本ツールで取得できる各リール投稿のデータ一覧をご紹介します。ご参考にしていただけると幸いです。
- ID
- キャプション
- メディアのプロダクト種別
- メディアの種別
- パーマリンク(投稿URL)
- 作成日
- いいね数
- コメント数
- ハッシュタグ
- ハッシュタグID
Instagram最新リール投稿検索リサーチツール:ご利用上の注意点
- 本ツールの利用には、Googleアカウント、Instagramアカウント(制限を受けていない有効なビジネスアカウント/プロアカウント)、Instagramアカウントが紐づいた「Facebookページ」が必要になります。
- 本ツールはInstagramAPIを使用して情報を取得しております。Instagram APIが利用できない状態の場合は、本ツールをご利用いただけません。また、ご利用できる状態であっても、場合によっては、一時的に情報が取得できない場合や、情報の取得が失敗するケースもございます。予めご了承ください。
- Instagram APIを利用する権限はmeta社の動向により利用できなくなる可能性もございます。予めご了承ください。
- ビジネスアカウントやクリエイターアカウントではないケースなど、指定したユーザーによっては情報が取得できない可能性がございます。予めご了承ください。
- 指定したハッシュタグによっては、データの取得ができない場合もあります。予めご了承ください。
- 本ツールの利用で発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。
- 本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。そのため、指定したハッシュタグが多い場合などは処理を完了できない可能性もあります。予めご了承ください。
- ツールおよびプログラムの著作はGASラボにあります。無断での転載・再販・配布・共有やソースコードのコピーは固く禁止しております。
- 本ツールは初回利用時に「認証・許可プロセス」が発生します。認証・許可を下記の記事を参考に進めて下さい。
Instagram最新リール投稿検索リサーチツールに関するQ&A
Instagram最新リール投稿検索リサーチツールルはどこで入手できますか?
本ツールの設定でエラーが発生しました。対処方法を教えてください。
Instagram APIの利用設定方法
Instagram最新リール投稿検索リサーチツールの使い方に関する問い合わせ方法は?
特定のアカウントのリール動画を分析できるツールはありますか?
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