本記事では業務自動化ツールを企画開発するGASラボの「Googleドキュメント→簡易マークダウン一括変換ツール」の概要・使い方、よくある質問に関するQ&Aについて詳しく解説しております。
Googleドキュメント→簡易マークダウン一括変換ツールの概要
本ツールは、Googleドキュメントのテキストをマークダウン形式に変換するツールです。
- Googleドキュメントのテキストをマークダウン形式へ変換
- 一度に複数のGoogleドキュメントを変換可能
- 元ファイルはそのまま、新たにマークダウン形式に変換したファイルを生成
- 生成ファイルのファイル名を指定可能
- 生成ファイルの保存先(Googleドライブのフォルダ)を指定可能
Googleドキュメントの標準機能には、マークダウン形式への変換機能がありません。
そのため、WordPressやChatGPTでマークダウン形式のテキストを利用したい場合、手作業での変換が必要です。
しかし本ツールを利用すれば、自動でGoogleドキュメントのテキストをマークダウン形式へ変換できます。
一度に複数のGoogleドキュメントを変換することも可能です。
また、マークダウン形式へ変換する際、新たにファイルを生成するので元のファイルは残ります。
生成ファイル名やファイルの保存先フォルダを指定することも可能です。
なお、本ツールはGAS(Google Apps Script)を実装したGoogleスプレッドシート形式のツールで、Googleスプレッドシートが使用可能なパソコンならOSに関係なくご利用いただけます。
WordPressなどのCMSやChatGPTでマークダウン形式を利用する方、Googleドキュメントを頻繁に利用する方におすすめのツールです。
Googleドキュメント→簡易マークダウン一括変換ツールの3つの特徴
複数のGoogleドキュメントをマークダウン記法に一括で変換可能!
- 本ツールを利用すれば、手間のかかる複数のGoogleドキュメントのマークダウン記法への変換作業を効率化することができます。
- マークダウン記法に変換したいGoogleドキュメントの指定はURLで指定します。
- マークダウン記法に変換したGoogleドキュメントを新たに生成する仕様です。オリジナルのGoogleドキュメントは手元に残ります。
結合して新しく生成されたファイルは任意のフォルダに格納可能!
- 新しく生成されたファイルの保存先フォルダの指定も可能です。
- また、新しく生成されるファイルの名前も指定することができます。
入力とクリックのみのシンプルな操作!初心者でも簡単に利用可能!
- 入力とクリックのみで操作できるツールです。
- PCの基本操作ができる方であれば、どなたでもご利用いただけます。
Googleドキュメント→簡易マークダウン一括変換ツールはこんな方にオススメ!
- マークダウン記法のテキストに効率よく変換したい方
- ChatGPTを利用する際にマークダウン記法をよくご利用される方
- 複数のGoogleドキュメントをマークダウン記法に変換する必要のある方
Googleドキュメント→簡易マークダウン一括変換ツールのご利用マニュアル
STEP1:Googleスプレッドシート形式の本ツールをコピー
本ツールはGAS(Google Apps Script)の自動化スクリプトが組み込まれた「Googleスプレッドシート形式」のツールです。ご購入当初は安全のため「閲覧権限のみ」に制限しております。
ツールの自動化メニューを利用するには、本ツール(スプレッドシート)をコピーいただく必要があります。
スプレッドシートのツールバーにある「ファイル」→「コピーを作成」で編集権限のあるコピーシートを作成します。
コピーシートにはプログラムも一緒にコピーされますので、コードを編集する必要性は全くありませんので、ご安心ください。
STEP2:ドキュメント一覧にドキュメントのURLをリストアップ
次にマークダウン記法に変換したいGoogleドキュメントのURLを「ドキュメント一覧」にリストアップします。
本ツールの「ドキュメント一覧」シートの「GoogleドキュメントURL」に、マークダウン記法に変換したいGoogleドキュメントのファイルのURLを入力していきます。
ドキュメントのファイルURLのリストアップは複数でも構いません。数にも制限は設けておりませんが、本ツールの処理時間の上限が約6分間に制限されておりますので、処理時間上限に収まるよう調整してください。
参考:新たに生成されるファイル名の指定も可能です。
- マークダウン記法に変換後の新たに生成されるファイル名を指定する場合、「ドキュメント一覧」シートの「生成後ファイル名指定」欄に任意のファイル名を記載してください。
- 未入力の場合は、「元ファイル名_md変換_生成日時」でファイル名が生成されます。
参考:新たに生成されるファイルの保存先フォルダも指定可能です。
- 新しく生成されたファイルの保存先(格納先)を指定できます。
- 保存先を指定する場合は、ご自身のGoogleドライブの任意のフォルダのURLを入力してください。
- 生成ファイル格納先フォルダURLが指定されていない場合、マイドライブ直下にファイルが生成されます。
STEP3:独自のメニューより「マークダウン変換」を実行
最後にクリック操作で 複数のGoogleドキュメントをマークダウン記法に変換します。
本ツール独自の「メニュー」より「マークダウン変換」を実行します。
初めて本ツール独自の自動化メニューを実行する際には、初回認証プロセスが必要となります。初回認証プロセスの進め方は下記の記事に記載しておりますので、そちらをご参照ください。
「マークダウン変換」を実行すると、自動変換処理が走り、事前に設定された条件にてGoogleドキュメントがマークダウン記法に変換され、新しいファイルが生成されます。
変換処理後、下記の情報が「ドキュメント一覧」シートへ出力されます。
「ドキュメント一覧」で出力される項目
- 実行結果
- 生成ファイル名
- 生成ファイルURL
- 生成ファイル格納先フォルダ名
- 生成ファイル格納先フォルダURL
- ファイル生成日時
重要:マークダウン変換処理に関する仕様補足
- 本ツールで変換対応可能なマークダウン記法には限りがあります。
- 下記は動画の確認が取れている変換処理です。
- 「見出し1〜見出し6」の見出し変換
- 「表」の変換
- 「リンク」のシンプルな変換
- リストの変換(番号付きリストは非対応、階層構造は一部対応)
- 上記以外は非対応となっておりますので、ご注意ください。
- .mdファイルにはなりません。あくまでマークダウン記法に変換するツールです。
Googleドキュメント→簡易マークダウン一括変換ツール:ご利用上の注意点
- 本ツールを利用するためには、Googleアカウントが必要になります。
- 本ツールを利用することで発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。
- ツールおよびプログラムの著作はGASラボにあります。無断での転載・配布やソースコードのコピーは禁止しております。
- 本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。変換するファイルの数が多い場合やファイル内のデータが多い場合には、制限時間内に処理が完了できない可能性がございます。変換するファイルを小分けにするなどして、ご調整いただくようお願いいたします。
- マークダウン変換処理に対応していない要素もあります。予めご了承ください。
- 本ツールは初回利用時に「認証・許可プロセス」が発生します。認証・許可を下記の記事を参考に進めて下さい。
- その他の注意点は本ツールのご利用マニュアルも併せてご覧ください。
Googleドキュメント→簡易マークダウン一括変換ツールに関するQ&A
Googleドキュメント→簡易マークダウン一括変換ツールはどこで入手できますか?
2023年8月現在、Googleドキュメント→簡易マークダウン一括変換ツールは下記のプラットフォームにて公開しております。